レビュー

どんな物でもかざすだけで温度測定して画像保存できる赤外線サーモグラフィ「FLIR i3」を使いまくってみましたレビュー


対象物から出ている赤外線の量を検知することで触れずに物の温度を測定でき、温度情報を可視化できるのが赤外線サーモグラフィの「FLIR i3」です。ただFLIR i3をかざすだけで誰でも簡単に物の温度が測定できるので、動いている物や、手が届かないくらいに遠くにある物、温度変化の激しい物まで簡単に温度測定可能なのでいろんな物の温度を測定してみました。

FLIR i3 / i5 / i7 Thermal Imaging Cameras - FLIR Infrared Cameras
http://www.flir.com/cs/apac/jp/view/?id=41392

◆フォトレビュー
FLIR i3はこんな頑丈そうなケースに入って送られてきました。


早速開けてみます。


ケースの中はこんな感じ。


中に入っているのは、FLIR i3本体・充電アダプタ・充電アダプタのプラグ部分3種類・各種マニュアル・専用ソフト・SDカード・USBケーブル・ストラップ。


充電アダプタは「PUSH」と書かれた部分を押せばプラグ部分の取り外しが可能。


プラグ部分は4種類付属しており、取り換えて使用することで世界中の4種類の電源で充電可能になります。


そしてこれがFLIR i3、形はマラカスのような感じ。


解像度60×60ピクセルの画面の上には「i3」の文字があります。


画面の下には操作用のボタンが配置。


FLIR i3の前面はこんな風になっています。


レンズが無いなぁと思っていたら……


指の置いてある部分を押せばレンズが出てくることを発見。


グリップのボタンを押すと、画面に表示されている画像を保存することが可能です。


右側面はこんな感じで何も無し。


これは左側面。


左側面には左から付属のUSBケーブル用ポート、充電アダプタ用ポート、miniSDカード差し込み口があります。


初回起動時はバッテリーを丸4時間充電させる必要アリとのことなので、充電アダプタのプラグを差し込んで……


4時間待ちます。


ランプがオレンジ色に点灯している際は充電中。


これが緑色に変われば充電完了です。


データを保存するために付属のminiSDカードを挿入。


しっかりとグリップして……


起動ボタンをポチッ!


初回起動時は起動に少し時間がかかりましたが、普段の起動はとてもスムーズです。


◆FLIR i3の基本操作
無事起動したので、実際にFLIR i3で物に触れずに温度を測ってみます。といっても温度を測るのに必要なことは、温度を測りたい物にFLIR i3を向けるだけなのでとても簡単。


計測した際に背面のトリガーを押せば、こんな風に画像としてデータを保存できてしまいます。GIGAZINEで使用しているパソコンは排熱溝が左側にあるので、パソコン左側の温度が高くなっていました。


通常写真で見るとこんな感じ。実物写真と温度を可視化した画像を比較すると、どの部分が高温になっているかが一目瞭然。


また、本体メニューからは色パレットの変更が可能で、実際に設定を変更すると……


グレイ


アイアン


レインボウ、といったように表示される際の色味を変更できます。


赤外線サーモグラフィは温度測定対象ごとに放射率の変更を行うことで測定の精度が上がります。この放射率はメニューの「測定対象」から変更可能です。


◆いろいろな物の温度を測定
まずは人にFLIR i3を向けてみます。人はこんな感じで表示されて、肌部分の温度が特に高くなっています。


道に止まっていた自転車。


これは猫。動物はやはり温度が高め。


自販機は缶がディスプレイされている場所が特に高温になっています。


走行中の車はタイヤ部分が特に高温。


屋外の屋根の無い場所に駐車されている車は、こんな風に全体が一定の温度になっていますが、タイヤ部分は走行中よりも低温。


さらに屋根付き駐車場に駐車している車を見てみると、他と比べて全体がかなり低温状態なのが分かります。


ついさっきまで履いていた靴と……


これから履くスリッパ。


そして明らかに温度が低いこれは……


キンキンに凍った保冷剤でした。


◆FLIR i3収納ケース
FLIR i3を持ち運ぶ際には、この専用ケースをつかえばOK。


本体がすっぽり収納可能。


このケースを使えば持ち運びが楽になりそう。


もちろん最初に入っていたケースでの持ち運びもOK。


ケースの中に入っていたストラップを使っての持ち運びもできるので、好きな持ち運び方を選んでみてください。


このFLIR i3には専用解析ソフトが付属しており、これを使えばより詳細な温度測定が可能になります。赤外線サーモグラフィは数十万円から数百万円するものがほとんどでかなり高価なものなのですが、FLIR i3はAmazonにて9万9900円と、比較的安い価格でゲット可能になっているのが最大のポイントです。

Amazon.co.jp: FLIR SYSTEMS 赤外線サーモグラフィ new i3: 家電・カメラ

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in レビュー,   ハードウェア, Posted by logu_ii

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