レゴブロックで義足を1から作り上げる全製作過程はこんな感じ
ファミコン&ディスクシステムや完全再現されたホグワーツ城、らせん構造などを科学的に忠実に再現したDNA模型など、あらゆるものを作成可能なレゴブロックですが、作業療法士であり研究者・ピアエデュケーターでもあるChristina Stephensさんはなんと自身の義足を製作。その過程をYouTubeで公開しています。
AmputeeOT: My Legoleg - amputee prosthetic leg made with Lego bricks (legos) - YouTube
これが製作者のChristina Stephensさん。今から自分の義足をレゴで作っていきます。
まずはいつもつけている義足を取り外します。
義足なしの状態でレゴのパンフレットを見てアイデアを練っている様子。
パンフレットを地面に置き、義足作りを開始しました。まずは義足の底面となる部分を足にあて、サイズ感を見ます。
箱の中からブロックを探し……
ブロックを組み立てていきます。
目当てのブロックが探しにくかったのか、わしゃーっと床にブロックをぶちまけました。
ブロックの義足を足にあて、フィット感を確かめながら徐々に形作っていきます。
義足を足に固定。
さらにブロックを使って周囲を固めていきます。
だんだん形が見えてきました。ぎゅーっと足にブロックを押し付けてブロックの隙間を詰めていきます。
ブロックの内側は足の曲面に沿ってカーブを描いています。
と、ここで製作途中のレゴ義足を外しました。
初めにつけていた義足を再度つけ直して……
ざらざらーっとレゴブロックを追加。
作業を終えたら再び義足を取り外して、製作を再開。
塊になって外れないブロックはワイルドに歯で解体します。
義足を外してぎゅぎゅーっとお腹に押し付けます。ブロックの隙間がなくなっていくミシミシという音が聞こえます。
もともとの義足と比べるとこんな感じ。
新たなパーツを作りだしました。
足首から下を作成していた様子。それを義足にしっかり取り付けます。
最後にこちらもぎゅーっとブロック同士を押し付けあいます。
これで完成。
長さはぴったりです。
いざ、初めの一歩を踏み出すと……
もろくもレゴ義足は折れてしまいました。
笑いながら修復。
どうやら関節がないため、着地の際に衝撃を和らげることができず、足首の部分が折れてしまうようです。
ともあれ、完成は完成。「レゴで義足を」というアイデアは冗談から生まれたものであり、Stephensさんは「こけてケガをすると危ないのでマネしないで下さい。でも、人は時々バカになる必要があります」とコメントしています。
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