崖の上から打ってヘリで移動する南アフリカにある幻の19番ホール

通常18番ホールまでしか存在しないゴルフでは「19番ホール」という言葉はホールアウト後に行われるお茶や飲み会などのイベントを指しますが、実際に19番ホールを持っているのが南アフリカのLegend Golf & Safari Resortにあるゴルフ場。ティーグラウンドはカップから430m上空にある山の上で、ショットを打つためにはヘリコプターで移動、眼下に広がる雄大なアフリカの大地に向かってスイングするようになっています。
Destination Golf - Legends Golf Course, Extreme 19 Par-3 - YouTube
Legend Golf & Safari Resortのゴルフ場には世界一長いパー3のコースがあります。

これがカップ。ホールインワンを決めるのはゴルファーの喜びの一つですが、Legend Golf & Safari Resortの場合、どこからショットを打つのかというと……

どんどん離れていきます。

木々の生い茂る南アフリカの大地が見えてきました。

ショットはここ、地上から430mも離れた崖の上で行います。

打ったボールが青空の下を飛んでいきます。

着地したようですが、崖の上からだとボールがどこに落ちたのかサッパリ分かりません。

こちらはLegend Golfの管理者であるDavid riddleさん。コースの長さは361mで、通常361mという距離はプロでもホールインワンが難しいのですが、このコースは崖の上から行うので、アマチュアでも水平距離で280m程度打てればホールインワンの可能性もあるようです。

崖の上に行くにはヘリコプターを使うことも可能。Davidさんによれば、ティーグラウンドに行くために歩くかヘリを利用するかを選べるゴルフ場は他にないとのこと。

約30秒で移動が行えるのですが、その間はちょっとしたクルージングのよう。

崖の上に到着。

ボールの行方を確認するため、地上に帰る時もヘリコプター。

グリーンの周囲は雄大すぎる大地です。


グリーンの外には野生動物もいるとのこと。

実際にプロのゴルファーたちもこのコースに挑戦しました。

世界ランキング第3位にも選ばれたことがあるパドレイグ・ハリントンさんはこのコースでパーを成し遂げた数少ないゴルファーの1人。

なお、ホールインワンすると、100万ドル(1億円)の賞金がゴルフ場からもらえるようです。

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