セロハンテープで自動車をつり上げることは可能か

事務や工作で用いるセロハンテープの粘着力で自動車を持ち上げることはできるのか、実車とクレーンを用意して実験したムービーがYouTubeに登場しました。セロハンテープというと、手の脂などが接着面についているとかなり簡単に剥がれてしまうイメージですが、1トン以上の重さのものを支えることは可能なのでしょうか。

Vsauce-Will sellotape lift a car? - YouTube

「WILL IT LIFT？(持ち上げられる？)」という企画タイトル

今回のお題は「セロハンテープで自動車は持ち上げられるか？」というもの。

この実験には30トンクレーンが用意されました

持ち上げる対象はフォード・モンデオ。重さはだいたい1.5トン。

そして使うのはこの一般的なセロハンテープ……

クレーンからバーをつり下げて、そのバーと自動車との間をセロハンテープでつなぎます。

ぺたぺた

子どもの工作でもこんなひどいことはしないというレベルの何か。

果たしてどうなるのか……？

準備が完了

「クレーンを上げてくれ」と指示

全セロハンテープがピンと張って……

わずかに浮いたかと思った瞬間、ブチブチとちぎれて自動車は着地。

セロハンテープが細すぎたんだ、ということで2倍の太さのタイプに変更

今度は……

浮かびました

自動車の重さがテープにかかっているのはつり下げているバーを見ても明らか

しかも、クレーンを揺らしても自動車が落ちないという安定っぷり。面白くないため、75本貼り付けてあるテープのうち5本をカットして70本で支えることに。

それでもまだテープは頑張ります

ならばと10本カットして、残りは60本に。

どうだろう？と見守る中……

クレーンが上がり始めた瞬間にテープが切れてしまいました。

自動車を持ち上げられるセロハンテープの本数は60本～70本、という結論が得られました。自動車レベルに重いものを持ち上げなければならないがなぜかセロハンテープしか使えるものがないという極限状況で思い出せば必ず役に立つはずです。