リアルタイムCGの2000年から2013年までの進化を1本にまとめたムービー

2000年から2013年までにリアルタイムCGがどれぐらい進化してきたのか、いろいろなベンチマークやPCゲームのグラフィックを繋げることで1本のムービーにまとめたものがYouTubeで公開されています。元になった作品の数は52本、ムービーの長さは2時間13分と超大作。メジャーどころで抜けている作品があったりするものの、これを見ればリアルタイムレンダリングの進化の歴史を実感することができます。
Real Time PC Graphics

ムービーは2000年から2013年に向けて時間軸で並んでいます。各パートは1分弱の短いものから5分ほどあるものまで様々なので、記事中ではそれぞれが何分何秒から見られるのか、YouTubeへのリンク付きで示しています。
・2000年
◆NVIDIA Grove(0:25~)
多彩な樹木が登場する変形と光表現のデモムービーは、GeForce2 GTSが発売されたあと登場したもの。


・2001年
◆NVIDIA Wolfman(1:05~)
月の出た夜に、狼男が町を歩いています。


・2002年
◆NVIDIA ChameleonMark(2:07~)
周囲の環境に合わせて体の色を変えていくカメレオン




◆3DMark 2001 SE(4:06~)
雨が降る中にたたずむ像、後半には変な生き物が登場。


・2003年
◆3DMark03(7:32~)
キラキラとした不思議な空間を通り抜けていったり、FPS風の映像があったりします







◆NVIDIA Dusk Ultra(11:24~)
ダスクという妖精っぽいキャラクターがひらひらと踊るムービー。


◆NVIDIA Time Machine(13:05~)
ピックアップトラックの周りをぐるっと一周。本来は経年劣化を見られるデモですが、制作者が失敗してしまって、何も起きないムービーになっています。

◆NVIDIA Toys(14:12~)
子どもたちがおもちゃを使って映画を作っているかのような風景


◆NVIDIA Dawn(16:24~)
ダスクと同じような森の妖精が登場。

◆NVIDIA Vulcan(17:06~)
ハンマーをふるっているのは火の神バルカン

◆Aquamark 3(18:29~)
海底探索をしていると、別の潜水艇が現れて戦闘に。


・2004年
◆NVIDIA Nalu(22:09~)
人魚

◆Doom 3(23:25~)
デモ用ムービーばかりではなく、ゲームのベンチマークムービーやプレイムービーも含まれています。

◆Crytek/ATI The Project(24:42~)
厳重に警護された施設であやしい実験が行われています


・2005年
◆NVIDIA Luna(27:42~)
階段を上っていく女の子


◆Quake 4(30:30~)
ここからFPSのムービーが続きます


◆Half-Life 2: Lost Coast(34:46~)
Half-Life 2もFPSですが、ここだけ見ると穏やかな町のCGといった趣き。


◆X3: Reunion(37:28~)
X3はスペースコンバットシム。




・2006年
◆3DMark06(45:51~)
宇宙戦争のようなシーンから南極まであります






◆NVIDIA Box of Smoke(58:37~)
箱の中に煙が閉じ込められていて、もやもやと動いています。

・2007年
◆NVIDIA Human Head(59:25~)
人間の頭部

◆Call of Juarez(1:00:48~)
ガラスのゆがみ具合と、そこを通してみる室内の様子がすごい。


◆Unigine Sanctuary Benchmark(1:03:53~)
あやしげな礼拝堂


◆Crysis(1:06:58~)
これもFPS、出てきたときにはあまりにも高画質なゲームエンジンを採用していたため、快適にプレイするためにGeForce 8800 Ultra3枚差しの最強マシンを作ったツワモノもいました。


・2008年
◆3DMark Vantage(1:08:33~)
潜入捜査官モノっぽい雰囲気




◆NVIDIA Medusa(1:13:01~)
メデューサの守る宝石を狙ったトレジャーハンターの運命は……



◆Unigine Tropics Demo(1:16:13~)
南の島の一日



◆S.T.A.L.K.E.R.: Clear Sky(1:19:41~)
これもゲームのムービー、雷光で闇夜が一瞬だけ明るくなったりします。








◆Unigine Heaven Benchmark(1:33:13~)
空中都市と舞台としたベンチマーク




・2010年
◆メトロ 2033(1:37:44~)
地下鉄トンネルが戦いの舞台




◆Stone Giant(1:44:32~)
石の巨人が動き出します




◆NVIDIA Endless City(1:48:16~)
大都会岡山っぽい未来的風景


◆NVIDIA Aliens vs Triangles(1:49:48~)
エイリアンがじわじわとダメージを受けていきます







・2011年
◆TessMark(1:54:50~)
岩の塊っぽいもの

◆Hard Reset(1:56:00~)
マシンが世界を掌握した世界を舞台にしたFPSです




◆ShaderToyMark(1:58:20~)
6種類の映像が同時に流れるベンチマーク

・2012年
◆FluidMark(1:59:40~)
赤い流体が中央に向かって吹き出しています

◆NVIDIA A New Dawn(2:00:48~)
妖精の髪の毛がさらっさら



◆スリーピングドッグス 香港秘密警察(2:05:08~)
香港の裏社会を舞台にしたFPS、雰囲気がよく出ています。


◆ヒットマンアブソリューション(2:07:12~)
こちらも中国風で、お祭りっぽいムード。


・2013年
◆Catzilla(2:08:20~)
ゴジラっぽい巨大猫が大暴れしているのは、巨大猫と少女がバトルを繰り広げるムービー「CATZILLA」。




FurMark(2:11:57~)
最後は吸い込まれそうなベンチマークムービー

NVIDIAのデモをはじめ、多くのものは実際に自分でダウンロードして見てみることが可能。こうしてみると、時代が多少経過しても色あせないムービーが多く、今後はどのような凄まじいムービーが出てくるのか、楽しみです。
ちなみに、グラフィックでいうとファイナルファンタジーXIVのベンチマークソフトもなかなかのものですが、制作者いわく「FFのことを忘れていました」だそうです。
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