ビールを新鮮で冷たいまま持ち運べるようにする「Bräuler」と「FreshCap」
コーヒーショップで自分用のタンブラーにコーヒーを入れてもらう、ということも増えてきましたが、自分専用の容器にビールを入れてもらい、泡が消えてしまうことなく新鮮で冷たいまま店外へ持ち運べるようにするのが「Bräuler」。現在アメリカのパブにてデリバリー用として使用されているのですが、新たにBräulerに二酸化炭素を注入するCO2チャージャーと専用キャップのキット「FreshCap」が開発されました。
The Zythos Project
http://thezythosproject.com/
The FreshCap™ Hits the Beer Scene-CO2 INJECTION SYSTEM by The Zythos Team — Kickstarter
Bräulerの使い方は以下のムービーから見ることができます。
QUICK FILL/NO SPILL on Vimeo
また、ビールをさらに新鮮に保つFreshCapKitの説明は以下からムービーから。
Bräulerはビールを新鮮に、冷たいまま保つことができる容器。
ステンレス製で、キャップ込みの全長は302mm、ボディの直径は120mm、注ぎ口の直径は70mm、最大容量は2264mlで、重さは587gです。
製品が作られるまでには、様々なデザイン案が練られ……
プロトタイプもあらゆるものが作られました。
通常、ビールを店外に持ち出す時はボトルに入れますが、ボトルでは角度の調整が難しくビールを注ぎづらいもの。
泡立ち過ぎると捨てなければならず、ムダが出ることも。
Bräulerはパイント・グラスとよく似た角度で注ぐことができ、失敗してムダが生まれることを防ぎます。
また、底を床につけ片手で支えることも可能。
注ぎ口はこんな感じ。
専用のフタをしっかり締めれば炭酸が抜けることを防げます。
また、保冷バッグであるBräulerSkinを使えば低い温度を長時間保つことが可能です。
時間が経ってもビールはいれたてのおいしさのまま。
Bräulerは既にアメリカのパブでデリバリー用として使われているのですが、今回新たに開発されたのがBräuler専用のキャップ「FreshCapt」
専用のケースにキャップとCO2チャージャー、CO2カートリッジが入っています。
キャップにCO2チャージャーを挿し二酸化炭素を注入することで、長時間にわたる持ち運びで炭酸が抜けかけたビールを再度復活させることが可能。
店の外に持ち出すだけでなく、キャンプ先やピクニック先でも新鮮なビールが味わえます。
FreshCaptは現在製造するための出資を募っている最中。100ドル(約8000円)の出資によってグラス2つとFreshCaptキット、Bräulerのセットがゲットでき……
140ドル(約1万1000円)の出資によってさらに持ち運び用の保冷バッグをつけ、FreshCaptキットにCO2カートリッジを4つ追加することが可能。
締切りは日本時間の11月9日(金)13時55分です。
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