取材

2400万画素のフルサイズセンサー搭載で19万円台、ニコン「D600」実機フォトレビュー


プロ用のハイエンドデジタルカメラ「D4税込み59万8000円 )」などと同じフルサイズの撮像素子を搭載しつつ、価格はほぼ3分の1という「デジタル一眼レフカメラ ニコン D600」。その実機がドイツで開催中のフォトキナで展示されていたのでペタペタと触りながら隅々まで撮影してきました。

ニコンの展示ブースはこんな感じ。ちなみに海外では「ナイコン」と発音する人もいるので混乱しないように注意が必要です。


「D600」のハンズオンコーナーの回りには常に黒山の人だかりができています。


実際に持ってみるとこんな感じ。


構えてみたところ。画像処理エンジンはハイエンドモデル「D4」と同一の「EXPEED 3」を備え、色再現性、階調処理、高感度撮影時の画質などに優れるとのこと。記録メディアはSD、SDHC、SDXCカードに対応。


本体サイズは幅141×高さ113×奥行き82mmで、電池、記録メディア込みの重量は約850グラム。有効画素数約2400万画素のフルサイズCMOSセンサーを備え、光学ローパスフィルターを4種類の周波数で振動させ付着したゴミやほこりをふるい落す「ダストリダクションシステム」機能も搭載。H.264/MPEG-4 AVCフォーマットによる1920×1080、30pのフルHDムービー撮影にも対応しています。


背面には視野角約170度のTFT液晶3.2型ディスプレイ(92万ドット)を搭載。


シャッターボタンと電源のオン、オフ、バックライトの点灯スイッチが一体化したニコンのデジタル一眼カメラに共通した仕様はしっかり継承。素早い操作が必要な際に非常に便利です。


モードダイヤルは2段重ねになっており、上段でオート、マニュアル、絞り優先、シャッタースピード優先などの設定を行い、下段で連写やタイマー撮影などの設定を行います。


上から見るとこんな感じ。


ポップアップ式のスピードライト(ストロボ)を内蔵。


底面。


ISO 100から6400(拡張で50から25600相当)での撮影が可能。シャッタースピードは1/4000から30秒で設定できます。


なお、記事作成時点のAmazonでの予約受付価格は19万6200円(税込み、ボディのみ)。発売予定は2012年9月27日です。


また、「AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR」付きのレンズキット(税込み24万4800円)と「AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR」と「、AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G」付きのダブルレンズキット(税込み26万6400円)も同日発売予定とのこと。

フルサイズのセンサーは歩留まりを高くするのが難しいため非常に高価になりがちですが、20万円を切る価格を実現したことで、今後の普及に弾みが付きそうです。

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in 取材,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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