取材

雨の日も風の日も、托鉢のために大行列を作るラオスの僧侶たち


托鉢とは仏教等において、僧侶が信者の家々を巡り食糧などを乞う修行のことですが、ラオスはルアンパバーンにて毎日、世界最大級の托鉢が行われているというので急いで見に行ってきました。

皆さんこんにちは。世界新聞社の松崎敦史です。世界一周中のわたくし、現在タイのチェンマイにいます。この後、バンコクに戻り、7月中旬に帰国します。

ルアンパバーンはこの辺り

より大きな地図で ルアンパバーン を表示

メインストリート。ラオス一の観光地ですが街は穏やかな雰囲気。


側をメコン川が流れます


ラオスではこのような巻きスカートの女性が目立ちます


ルアンパバーンには大小70の寺院があると言われ、街全体が世界遺産に指定されています


街中で僧侶と遭遇することもしばしば。


托鉢は毎朝5時半~6時くらいにかけて街中で行われており、特に寺院が集中するサッカリン通りのものが一番規模が大きいそうです。

朝5時、外に出るとまだ薄暗いです


サッカリン通りには托鉢用の食べ物を売るおばちゃんが待ち構えていました


歩道の所々にシートが広げられています


信者や観光客がここに座って托鉢に参加するようです


観光客に迫る食べ物売りのおばちゃん


おばちゃんからラオスの主食であるもち米と、


葉っぱで巻かれた食べ物を買います(2つで約200円)。


中には鶏肉らしきものが入っていました


ツアー客のためにセッティングされたシート


通り沿いには大きな寺院がいくつもあります


中を覗くと僧侶の姿が。


準備万端の信者


5時半を少し過ぎた頃、皆が通りの向こうを気にし始めました


この先から来るようです


遠くに橙色が見えてきました……。


近づいてきます


ゆっくり、


ゆっくり歩みを進めます。


朝もやの中連なる橙色に、静かな存在感とでも言うようなものを感じます


行列があまりにも長すぎるため、動き出すのを待つ僧侶たち


鉢を提げています


動き出しました


近づいてみると、歩くスピードは意外に速いです


道路を横断し、


僕の前へやってきました。


僧侶が鉢の蓋を開け、こちらに差し出します。一瞬立ち止まるものの、


食べ物を入れるとすぐさま動き出します。


次々に来るのでかなり忙しいです


実際にどれぐらいかというと、以下のムービーを見れば分かります。

托鉢のために大行列を作るラオスの僧侶たち - YouTube


そして、別の信者のもとへ。


僧侶が去った後、手を合わせたまま動かない人もいたりと、信仰の厚さが窺えます


観光客の元へ


辺りには僧侶が鉢の蓋をずらす「カン、カン」という音とペタペタと地面を踏み鳴らす音だけが響きます


そしてあっという間に去っていきます


後をつけると、


それぞれの寺院に帰っていきました。托鉢は寺院ごとに行われるのですが、ルートと時間が同じなので大行列になるとのこと。


雨の日は傘をさして歩きます


托鉢が途絶えることは決してありません


(文・写真:世界新聞社/松崎敦史http://sekaishinbun.blog89.fc2.com/

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in 取材,   動画, Posted by darkhorse

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