りんご果汁を加えてリンゴの樹で燻製にしたりんごづくしの「林檎のベーコン」を食べてみました
ベーコンと言えば薄くスライスされて販売されているものが一般的ですが、ブロック肉で販売していて、しかもりんごの果汁を加えたうえにりんごの樹でくん製までしてあるというなんともりんご尽くしな「林檎のベーコン」(税込1000円)を見つけました。りんごを使いまくると普通のスーパーで売っているベーコンと比べて一体何がよくなるのかが気になったので、実際に購入して食べてみました。
こちらが「林檎のベーコン」。背景の模様のようなものはよく見るとリンゴ。
手のひら一杯ぐらいの大きさです。これで437グラムあります。
横から見てみるとこんな感じ。
原材料などはこちら。「りんご果汁」の文字が見えますが味への影響はいったいどの程度のものなのか気になります。
パッケージから出してみました。
隆々としたこの肉感。
裏返してみると、肉の大きさもあってこの生々しさにちょっと圧倒されます。
肉の質感に見とれてばかりでは始まらないので、スライスしていきます。せっかくなので、分厚く切ってステーキのように焼いてみることにします。
米久の話では「焼いて食べるのが肉の風味が出るので、一番オススメ」とのこと。肉厚でギュウギュウにつまった脂が表面にあふれ出してきました。
完成です。
肉厚な分、歯応えがあり、かつギュッとかんだときの肉汁があふれる感触が存分に味わえます。「これだけ大きいと肉の臭みが気になるかな?」と考えていたのですが、全く気になりません。肉の味はかなりマイルド。りんごの風味はあまりしませんがわずかに感じられる甘みと酸味があります。そして、肉が非常に軟らかく厚切りにしても、豪快にガブリといけるほどに、もたれることの無いあっさりとした風味で、最後まで飽きることなく食べることが可能。
今度はカリカリに焼いてみました。柔らかさは無くなりますが、香ばしさはこちらの方が上。脂っこさが無くさっぱりとしているので、「いつも食べているベーコンでは味が少しきつい」という人は試してみると合うかもしれません。爽やかな朝食のメニューにピッタリかも。
生のままでもいけるとのことなので、こちらもチャレンジ。
肉臭さがないぶん食べやすくはありますが、味としてはかなり薄め。やはり熱を加えることで、しっかりと肉の風味を出してやるのがベストな食べ方です。
で、結論としてこの「りんご」を加え、酸味によって肉臭さをマイルドにするという縁の下の力持ち的な存在として肉をしっかりサポートしている、というわけです。濃厚な味付けの本格的なベーコンを期待しているのであれば拍子抜けですが、逆にあっさりとしたベーコンが味わいたいのであれば最適です。
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