試食

日本食研の超本格派ハム・ソーセージ「プロージット」全5種類を食べ尽くしてみました


以前食べた、常軌を逸した辛さの焼肉のタレ「激辛道場」を作った日本食研が、こちらも相当力を入れて作っているというのが「プロージット」というハム類。

これは日本食研が本場ドイツのハム、ソーセージの伝統製法を守りつつも日本人の繊細な味覚や風土にあわせ、素材にこだわり、丁寧に時間と手間を惜しまず味作りにこだわった自信の商品だということなので、おすすめの調理法に従ってジュウジュウ焼いたりそのまま食べたりしてみました。


果たしてどのようなこだわりが込められていたのか、詳細は以下から。ハム・ソーセージ|ドイツ本場の製法とこだわりの素材を使ったハムソーセージ 日本食研のプロージット

「プロ―ジット」はクール便で届きました。


箱にはオリジナルの柄が印刷されています。


中にはハムやらソーセージやらがどっさり。


種類は全部で6種類。


ハムは「ロースハム」と「ホワイトロースハム」の2種類。


「厚めに切ってハムステーキとして」と書かれている「ロースハム」(税込4200円)


原材料はこんな感じ。


パッケージから出してみました。最初に表面を見たときは「なんだこれは!?」と思うような色をしていますが、カットすると適度に脂身のついた薄ピンク色の肉が姿を現します。


さっそくジュウジュウと焼いてみます。

YouTube - 「プロージット」シリーズの「ロースハム」をジュウジュウ焼いてみた


「ハムステーキとして」とのことだったので、こんがり焼いて食べることにしました。脂がテラテラと光り、見るからにおいしそう。


見た目からしてそんじょそこらのハムとは一線を画しているわけですが、牛の霜降りならぬ、ハムの霜降りを食べた感じで、噛んだ時に思わず「え?これハムだっけ?」と思ってしまうようなやわらかさがすごい。余計なソースなどは不要、これだけでほぼ完璧に完結していて、何というか圧倒的です。今まで食べてきたハムステーキがゴムに感じられるほど。これは1度体験してみると新世界が開けるかも知れないレベルです。


こちらは「そのままスライスして」食べる「ホワイトロースハム」(税込4200円)


シリーズ全てにおいて、原材料の風味原料はこんぶ由来のもの。


「ロースハム」より脂身が薄く、密度が高いように見えます。


朝食によいということだったので、それっぽく盛りつけてみました。


ぺらんとしてなめらかつるつるな普段のハムと違って「肉」という感じが非常に強く、食感はどこか鴨肉に近いような感じがします。肉の線維がはっきり感じられるのに全く固くなく、たまに混入している筋っぽいものも一切無いのが驚きです。パンにレタスと一緒にはさんでサンドイッチにしたら間違いなく至福の一品になりそうです。


あまりに「ロースハム」のハムステーキが美味だったため、今度はこれら2種類のハムを同時に焼いて比べてみることに。左が「ホワイトロースハム」、右が「ロースハム」。


上が「ロースハム」、下が「ホワイトロースハム」。「ホワイトロースハム」のステーキもいい感じではあるのですが、こちらはやはり生食用であるためか「ロースハム」より脂が少なく、身が縮んでちょっと固くなってしまいましたがさっぱりした肉の方が好みの人にはコチラの方がウケるかも。


続いて、「厚めに切って炙って」と書かれている「ベーコン」(税込4500円)。ハムの段階でこのすさまじさなので、市販品でもそれなりに香りもジューシーさも保障されているベーコンにいや応なしに期待が高まります。


原材料はこんな感じ。


せっかく塊のベーコンを手に入れたので、ここぞとばかりに分厚くカットして焼いてみます。


YouTube - 「プロージット」の超厚切りベーコンをこんがり焼き焼き


ぱっと見変わった形のステーキに見えなくもない迫力満点のビジュアル。


まず、これはベーコンの次元を超越しています。さっきの「ロースハム」のステーキに食感は似ていますが、ハムはほろりと崩れる食感なのですが、こちらは肉としてたくましく、弾力が適度にあり、ぷりぷりっとして跳ねるような弾力があります。脂身が全く豚くさくなく、適度な肉の塩味とが見事にマッチしていて、とにかく一口目の噛んだときの衝撃が半端ではありません。外食でこれを出されたら感動するレベル。今回のように外側をカリカリめに焼くと、中のジューシーな肉汁が相まって絶妙な味わいになります。朝からトーストと目玉焼きと一緒に食べると一日分の元気が補給できそうです。


ここからはヴルスト(ドイツ語でウインナーの意)3種類。


これは絹挽の「ヴィーナー・ヴルスト」(税込850円)


絹挽というくらいきめ細かな素材なので、調理方法も沸騰したお湯を用意して、火を止めたところに入れて5分放置するという普段ならまずやらない行程を踏みます。


ゆでたてをお皿に盛ってみました。


断面を見てみると、その肉質のきめ細かさがよく分かります。メレンゲを連想するふわっとした弾力は、和食のえびしんじょうや上等なかまぼこのようです。3つのヴルストの中では1番あっさりしています。このなめらかさとつるつる加減なのに、肉の味はしっかり感じられ、確かにスーパーで売っているレベルのソーセージではまず食べたことがないものです。スクランブルエッグなどと一緒に、ケチャップをかけて食べたら相性がよさそうです。


粗挽の「ベルツァー・ヴルスト」(税込950円)


原材料はこんな感じ。豚肉ベースですね。


表面に香辛料らしき粒が見えます。


弱火でじっくりかりっと焼き上げます。


とにかく味が非常に濃厚で、肉の味が桁違い。ぱりぱりとした皮の食感と濃厚な脂の味が最高です。肉自体の味が濃厚で、いかにも高級なものを食べてます!という感じ。野菜とこのソーセージだけでかなり満足できる食事になりそう。1本まるごとばりばり食べるだけで満足できます。口に入れた瞬間に脳内で「ビール!」という単語が炸裂しましたが、クセは少なく、お子様からビール飲むオトナまでみんな楽しめる完成度の高い味わいです。


辛口の「クライナー・ヴルスト」(税込950円)


この「クライナー・ヴルスト」には牛肉が使われています。


こちらも弱火でじっくり焼きます。


皮のつっぱり感とぱりぱり感が3種の中ではダントツ、さらに牛肉の密度がものすごく、もうみっちみちのぱっつんぱっつんに肉が詰まりまくっており、すばらしい満足感が得られます。濃厚さは先ほどのあらびきをさらに上回る感じなので、これは好き嫌いが分かれるところかも。何が濃厚かというと、見た目に反する異常なほどの肉量で、脂身などで誤魔化していない感じが強く、「詰められるだけ詰めました!」という感じ。「肉食ってる感」が満載です。アクも強めですが、満足感もその分強くなっていて、これは1本食べればもう十分というぐらいです。

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in 試食, Posted by darkhorse_log

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