レビュー

口臭・歯垢・歯肉炎予防のために「リステリン」「コアグレッシュ」「コンクールF」を比較してみた


舌や歯ぐき、口くう粘膜など口全体をケアして歯磨きの補助的な役割を担う洗口液を使えば、歯ブラシでは届かない歯の隙間など口内のすみずみまで成分が行き渡るため、虫歯や歯周病などの予防・対策にもつながり、また口臭も防いでくれる、とのこと。なので、いろいろと市販のものを使ってきたのですが、どれもこれも言うほど効果があるように感じられなかったため、改めていろいろと調べてみた結果、「リステリン トータルケア」「コアグレッシュ」「コンクールF」の3つがどうやらなかなか効果的らしい……とのことなので、実際に入手して効果がどれほどのものなのか試してみることにしました。

6つの効果を1本に!進化したマウスウォッシュ リステリン トータルケア

カテキンの力が、口腔内の汚れを固めて除去!Coagresh(コアグレッシュ)

ムシ歯・歯肉炎・歯槽膿漏・口臭の原因と対策 コンクールF

左から順に「リステリン トータルケア」「コアグレッシュ」「コンクールF」です。今回はこの3種類の洗口液を比較していきます。


◆リステリン トータルケア(参考価格1155円)

外観はこんな感じ。


医薬部外品に指定されており、「薬用」の記載があります。期待される効果は「歯石の沈着予防」「歯垢の沈着予防」「自然な白い歯へ」「歯肉炎の予防」「口中の浄化」「口臭の予防」など盛りだくさん。


成分はこちら。主成分はエタノール。強い殺菌、防腐作用のある1,8-シネオールや、歯科治療でも広く用いられる殺菌剤であるチモールなども含まれています。


使用方法はキャップ半分程度の分量を口に入れてすすぎ、あとはそのまま歯磨きをすればOK。


こちらの商品は内容量は1000mlで、1回の使用がだいたい20mlなので、約50回使えます。


実際に口の中に入れてみると、エタノールによる刺激がかなり強いです。フリスクを3粒ほど一気にかみ砕いたときのような辛さで、朝に使えば瞬時に目が覚めるほど。口をすすいだ後、すぐに水で口の中を洗い流したくなります。ただ、その分使用後の口の中のスッキリ感は3つの中で最も強いです。朝に使用した後、昼ご飯を食べるまでは口の中のネバネバ感も無く清涼感が持続していました。食後、就寝前や起床時の使用がすすめられています。


◆コアグレッシュ(税込2940円)

次は「コアグレッシュ」。医薬部外品では無く、化粧品に分類されます。


成分はこちら。口の中の環境を浄化するチャ葉エキスや、虫歯や口臭予防となるキシリトール、茶カテキンなどが含まれています。


使用方法は、約10mlを口に入れ20秒~30秒ブクブクし、はき出します。使用後に歯磨きが推奨されていますが、コアグレッシュによって口くう内に残った虫歯や口臭の原因となるたんぱく質の連鎖が切られて除去しやすい状態になっており、微細な隙間のたんぱく質も除去が可能となるそうです。


内容物はこちら。コアグレッシュ本体と、計量カップ、そして説明書がついています。


このコアグレッシュ最大の特徴は口の中の汚れを目で確認できる点。カテキンのたんぱく質凝固作用を応用し、口内のたんぱく質を凝集させ、取り去ることが可能とのこと。


容量は240mlなので、1回の使用容量を10mlとすると、約24回使用できます。液体はまるで「イソジン」を薄めたような色。使用した感じとしては、刺激が弱いのでリステリンほどの爽快感はありませんが、そもそもこの商品は「口の中のたんぱく質を固めて出す」ことに重点が置かれており、真の価値はそこにこそあるわけです。


使用前の洗口液と使用後の洗口液を比較してみたのがこちら……。クリックすると、はっきりと見えるようになっています。


「こんなに汚れていたのか……」と軽い恐怖が襲ってきますが、目に見えて結果がわかるというのは、その後継続してケアをしていこうというモチベーションにもつながります。また、使用後に歯に色がつくことがあるそうですが、これはカテキンの成分が付くためで、水ですすいだり歯磨きをすれば問題無いとのことです。

◆コンクールF(税込1050円)

リステリンと同じく、医薬部外品の指定を受けています。


中身はこんな感じ。


成分はこちら。


虫歯・歯周病(歯肉炎・歯槽膿漏)予防効果や口臭防止効果があります。


こちらは水で薄めて使用するタイプで、水約25ml~50mlに5~10滴を滴下し、かきまぜて使用します。少量で効果があり、これ1本で360~700回使用できるとのこと。


水に入れていきます。色は緑色。


リステリンのような刺激は全く無く、刺激に弱い人でも問題なく使用できます。味は特に無く後味も残りませんが、ミントガムを噛んだ後のような爽快感はあります。効果にはかなりの持続性があり、朝に使用すれば、昼ご飯をはさんでも、だいたい夕方までは口の中がスッキリした感じが続きました。エタノールは含まれてはいますが刺激は弱め、と言いつつもちゃんと口の中の粘つきもしっかり抑えてくれるし、なかなか使い勝手の良い製品です。また、使用を継続していくと歯に色が付くこともあるようですが、研磨剤入りの歯磨き粉を使ったり歯科医院にてクリーニングをしたりするなどの手入れにより、落ちるそうです。


なお、Amazonで販売されている価格(2012年5月18日現在)を参考に、1回あたりのコストを算出してみました。

リステリン トータルケア」:約18円(889円、50回使用)
コアグレッシュ」:約112円(2680円、24回使用)
コンクールF」:約3円(1010円、360回使用)

コストパフォーマンス重視で行くなら、コンクールFの一択です。

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in レビュー, Posted by darkhorse_log

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