レビュー

カップ酒のように1杯のワインが栓抜き不要でいつでもどこでもすぐに飲める「イージーワイングラス」


ワイングラスの中にワインを入れたまま販売する、という予想の斜め上を行く方法で手軽にいつでもどこでもワインを楽しめるようにした「Easy Wine Glass(イージーワイングラス)」。仕事から帰って自宅でサクっと1杯だけ飲みたいという場合やお花見などのアウトドアでワインを楽しむ際などに、カップはもとよりワインオープナー(栓抜き)すら用意する必要もなければ、瓶が割れて中身がこぼれる心配もない、という便利な仕組みなので「第15回FABEX(ファベックス) 2012」の会場でサンプルを手に入れてじっくりと味わってみることにしました。

FABEXのブースではわざとグラスを上下逆さまにして展示することで前を通りかかった人々に「なんでこぼれないの?」と興味をもたせて立ち止まらせるようになっていました。


容器はプラスチック製ですが、パッと見た目はガラス製のグラスにもひけをとらないキッチリとしたデザイン。


500mlのペットボトルと比較するとちょっと背が低い程度。


重量は約208グラムで、内容量は180ミリリットル前後。


実際に手に持ってみるとこんな感じ。


握りこんだ時に親指が当たる部分にわずかにへこみがあるので、ツルンと滑って落としてしまいづらいようになっています。


グラスの脚の部分は力一杯引っ張ることで……。


抜き取ることができます。こうしておけば運んでいる際に折れてしまったりする心配がないのでアウトドアで一杯飲みたいときなどに便利。


こんな感じで上の部分だけを持つとかなりカップ酒っぽい雰囲気になるので、ともすると敷居が高くなりがちなワインがグッと身近に感じられます。


開封時はカッププリンやヨーグルトなどと同じ要領でフタをペリペリと剥がせばOK。中身がけっこうタップリ入っているので勢いよく開けすぎるとこぼれてしまうので注意。


フタをとるとこうなっています。


グラスのはしはプラスチックの質感そのままなので、唇に当てると若干のザラツキを感じます。


編集部でテイスティングをした際の感想としては、甘みと渋みは少なく酸味はやや強め。安物のワインにありがちなブドウジュースのような甘みはなく、クセは強くないので食事と一緒に飲むのに向きそう。もし、コンビニで缶ビールが買えるのと同じ300円以内で買えるようになったらこっちを買おうと思う人も出てくるハズ、という感じ。

ブースで商品の説明を行なっていた男性は「白ワインやロゼも用意しているので、回転ずしのお店などでも気軽にワインを楽しんでもらえるきっかけになれたらうれしい」と語っていました。


なお、日本グランド・シャンパーニュ社が販路を開拓中とのことなので、近所のコンビニなどでも購入できるようになる日がくるかもしれません。

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in レビュー,   取材,   デザイン,   , Posted by darkhorse_log

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