ポッキーそっくりなロッテ「ペペロ」がまったく別の商品として韓国から海外へ輸出されている
こんにちは、自転車世界一周の周藤卓也@チャリダーマンです。今年2011年の11月11日のポッキーの日は、1が6つも重なる特別な年として様々なイベントが行われ、とても盛り上がったみたいです。隣の韓国でもペペロの日として、さぞかし盛り上がったでしょう。
以前、ロッテのポッキーこと「ペペロ」について記事を掲載しましたが、そのペペロが、まったく別の商品として韓国から海外へ輸出されているのを知っていますか?日本では知られていない事実がそこにありました。
こちらが日本のグリコにあるポッキー。ポッキーといえばこのデザインですよね。
中国のポッキーも同じデザインです。
タイでもポッキーといえばこのデザイン。
そして、これが韓国で手にしたロッテのペペロです。
こうして4枚を見比べてみると、ロッテのペペロはまるでグリコのポッキーと同じ商品のようです。ところが、海外に輸出されているペペロはまったく別の商品として売られていたのです。
その名も「Funzels」、
「LOTTE」の表記があります。
裏面にはLOTTE CONFECTIONARY(ロッテ製菓)とMade in Korea(韓国製品)と書かれています。
ENG(英語)、RUS(ロシア語)、ARB(アラビア語)、FRA(フランス語)と四カ国語の表記があります。
左下にはロシア語のキリル文字。
箱の横面にはバーコード。
底面には製造年月日と賞味期限が記載されてました。
そして、箱の中身を取り出してみました。スティック部分の焼き目といい、中身はペペロと同じものです。
懐かしい味がしました。
「Funzels」で検索してみると「LOTTE INTERNATIONAL」のサイトがひっかかりました。
試しに「PRODUCT SEARCH」で「PEPERO」を検索してもでてきませんが……
「FUNZELS」で検索するとみつかりました。
こちらが商品詳細。
この「FUNZELS」はケニアのスーパーマーケットで見かけました。といっても、棚に並んでいるわけではなく、レジの片隅にぽつりと置いてあったので、常時扱っているわけではなさそうです。値段は50ケニアシリング(約40円)でした。
なぜ輸出は「ペペロ」ではないのでしょうか。これは、ロッテのペペロがグリコのポッキーのコピー商品と揶揄される状況が影響されているのかもしれません。だとしたら、韓国でもペペロという商品の販売を止めて「FUNZELS」を発売すればよいのではないでしょうか。そうすれば何も言われなくなるでしょう。ちなみに、ペペロも「FUNZELS」も容量は同じ30gで、パッケージだけが違います。
それにしても、このロッテのやり方はすっきりしません。そんな本国のロッテのやり方に何もいえない日本ロッテの姿勢も、どうにもすっきりしません。
(文・写真:周藤卓也@チャリダーマン
自転車世界一周取材中 http://shuutak.com)
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