Appleに商標侵害で訴えられたSamsungが逆提訴、「Appleが特許を侵害」と主張
GALAXYシリーズを展開するSamsungがAppleから「iPhone、iPadの露骨なコピーである」として商標侵害で訴えられ、先日どの部分がコピーであるのかを比較した訴状の内容まで明らかになりましたが、Appleに対して法的手段を検討することを表明していたSamsungがついに提訴に踏み切りました。
Samsungによると、Appleは複数の特許を侵害しているそうです。
詳細は以下から。
Samsung Counter Sues Apple as Patent Dispute Deepens - Bloomberg
Samsung Electronics sues Apple over patents | YONHAP NEWS
Bloomberg社や韓国のYONHAP NEWS社の報道によると、Samsungは韓国のソウルと日本の東京、そしてドイツのマンハイムの3ヵ国の裁判所に対して、Appleを相手取った訴訟を起こしたそうです。
SamsungはAppleが最大5件の特許を侵害したと主張しており、うち2件について韓国と日本、残りの3件についてはドイツの法廷で争うとのこと。なお、侵害されたとする特許についてですが、パソコンと携帯電話間でのワイヤレスデータ転送の技術に関するものが含まれるとされています。
また、Samsungの広報担当者は「われわれは自らの知的財産を保護し、継続的革新やモバイルビジネスにおける成長を促進するためにも、今回の(Appleが行った)訴訟に対して活発に応じている」と回答しています。
Appleは先週、同社が取得している製品の基本的な設計デザインに関わる「trade dress」と呼ばれる商標をGalaxyシリーズが侵害したとしてSamsungを相手取った訴訟を起こしており、今度はSamsungがAppleを訴える形になるわけですが、泥仕合の様相を呈する中、はたしてどのように決着するのでしょうか。
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