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任天堂が初の赤字見通し、ニンテンドー3DS販売不振が響く


任天堂が2012年3月期の連結業績予想が赤字の見通しであることを発表しました。任天堂は1981年から連結決算を発表していますが、それ以来初めての赤字予想です。

(PDFファイル)平成24年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

任天堂、3DS不振で初の最終赤字へ 年末に有力ソフト投入 | Reuters

任天堂が発表していた業績予想は売上高が9000億円、営業利益が350億円、経常利益が350億円、当期純利益が200億円の黒字となっていましたが、修正予想の中では売上高が7900億円に下方修正されており、当期純利益も200億円の赤字に転落する見通しとなりました。

修正後の営業利益が10億円、経常利益が-300億円、純利益(純損失)が-200億円。


岩田聡社長は、ニンテンドー3DSの販売においてハード普及が先行したことで収益に悪影響が出たことを認め、クリスマスや年末商戦に有力タイトルを投入することで販売底上げを狙っていく方針を明らかにしました。

ニンテンドー3DSが発売されたのは2011年2月26日。初回出荷は40万台でしたが、販売から2日間で37万台を販売するというスタートダッシュを見せました。しかし、一方で同時発売されたソフト10本の販売本数は35万7000本とハード数を下回り、ソフトの出足が遅いことが当初から指摘されていました。


3DSの前の機種であるニンテンドーDSは当初、慢性的な品切れに悩まされ、プレミア価格がつくなどの状況に陥りましたが、3DSは順調な販売が続き、同時に店頭での値下がりも進行。5月には週間販売台数がPSPの半分程度まで減少していました。

任天堂も手をこまねいていたわけではなく、9月にニンテンドー3DSの新色としてミスティピンク、10月にアイスホワイトを発表、さらにモンスターハンター3Gの12月発売と、4を開発中であることが発表されるなどしていましたが、苦戦を強いられました。

12月10日発売の「モンスターハンター3G」。


販売計画としては、ハードが据置の1600万台、ソフトは2000万本減の5000万本へと下方修正されました。ハード販売不振はもちろんのこと、円高による外貨預金の評価損も影響しており、この水準の円高が続くといくら天下の任天堂といえども苦しい時期が続くことになりそうです。

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in ゲーム, Posted by logc_nt