試食

「ぶっかけ!おかずわさび」と「ぶっかけ!おかずカレー」からの挑戦状



エスビー食品が「ぶっかけ!おかずラー油チョイ辛」が好評だったため調子に乗りすぎてしまったのか、明らかにもはやラー油とは一ミリほども関係のない「ぶっかけ!おかずわさび」「ぶっかけ!おかずカレー」というものを発売しました。おかずわさびはなんとかギリギリ言い訳できるかもしれませんが、どう考えても「おかずカレー」は「ただのカレーでいいだろ……常識的に考えて……」と思わざるを得ません。

しかし、そんなことはエスビー食品もわかっているはず。そこをあえて出してきたということは、これは何か大いなる「常識への挑戦状」であると考え、挑戦を受けることにしました。

まずは「ぶっかけ!おかずわさび」。希望小売価格は税込330円です。


「わさび」と聞くと鼻にツンと来る独特の辛さが苦手……という人も多そうですが、辛さ控えめとなっています。


100グラムあたりのカロリーは747キロカロリー


原材料に食用なたね油、本わさびと食塩・砂糖を使ったわさび加工品、そして西洋わさびを採用。


スプーンですくってみたところ。ビンのふたを開けると辺り一面に濃厚な海苔の香りが漂います。


続いて「ぶっかけ!おかずカレー」。こちらも希望小売価格は税込330円。


おかずわさび同様、辛さは控えめです。


100グラムあたりのカロリーは700キロカロリー


原材料は食用なたね油、赤唐辛子、フライドオニオンがメインに。


スプーンですくってみたところ。亀田製菓のカレー味せんべい「カレーせん」を思い起こさせるような強いカレーの香りがします。


「具入りラー油みたい!」と書いてあるので、自分たちがラー油ではないことだけは何とか理解しているようです。しかもよく読んでみると、おかずカレーは「ザクザク」でおかずわさびは「サクサク」となっており、食感が違うことをさりげなくアピール、ぼーっとしていると違いに気付かずスルーしてしまうところでしたが、これも明らかに挑戦の一環です。


さっそく「ぶっかけ!おかずわさび」をご飯にぶっかけてみました。ガリガリとした食感は「ぶっかけ!おかずラー油」とほぼ同じ。気になる味ですが、わさびより海苔がメインで、ご飯には合います。「辛さ控えめ」の言葉通り、鼻にツンとくることはほとんどないため、わさびがあまり得意じゃない人でも食べやすい印象。ただし味が濃いため、ご飯1杯に対してスプーン1杯前後の割合で良さそうです。


「ぶっかけ!おかずカレー」をご飯にぶっかけ。子どものころ学校給食で食べたようなぼやけた味のカレーとは一線を画した、コクがある本格カレーの味わいとなっており、ガリガリとした食感と合わせてご飯が進みます。こちらも基本的にご飯1杯に対してスプーン1杯前後で十分ですが、入れる量を増やしてもおかずわさびほど一気に味が濃くなるということはありません。


続いてはおかずわさびをトーストにぶっかけてみたところ。食パン独特の味わいと全くマッチせず、編集部では不評という結果に。


わさびとは対称的に、おかずカレーをぶっかけた食パンは好評でした。フライドオニオンのアクセントもあって、本格カレーパンっぽい味になります。


おかずわさびを塩で揉んだキュウリにぶっかけてみたところ。おつまみ感覚で食べることができますが、少量でもキュウリの味が吹き飛んでしまいかねないため、ぶっかける量には注意が必要です。


おかずカレーとキュウリのコラボレーション。カレー+キュウリという異色の組み合わせですが、カレーのコクとキュウリのあっさりした味わいが驚くほどマッチします。


今度はポテトチップスのうすしお味とおかずわさびを組み合わせたところ、「わさびのり塩」味にバージョンアップ。通常の「のりしお」などと比べて海苔の味に立体感があるため、より一層深みのある味になり、リッチな気分に浸れます。


おかずカレーとポテトチップスの組み合わせ。「そういえばカレー味のポテトチップスって無かったよね」と、ふと思い出させてくれる味になりました。強いて言うなら「カレーヌードルにポテトチップスを入れた時の味」そのままです。


カップヌードルにおかずカレーをぶっかけたところ、カップヌードルがカレーヌードルそのままの味に。「それなら最初からカレーヌードルを買えばいいのでは……?」という考えもありますが、カップヌードルを食べている途中、味に飽きたらおかずカレーを入れることでカレーヌードルに変わるといった「変わりカップヌードル」を楽しむこともできます。


最後にカップヌードルにおかずわさびを入れたところ。カップヌードルの醤油ベースのスープと海苔の部分がマッチするかと思いきや、わさびの存在感が強すぎてそのようなことにはならず、味がバラバラになってストレートにおいしくないという結果となってしまいました。


◆挑戦結果

・おかずわさび:
味が濃く、少量でも劇的な効果を発揮するため、量の加減に気を付ける必要性あり。味のアクセントとして使うのに向いている。スーパーの寿司に入っているわさびでも食べられないほどの編集部員が挑戦しても「かっぱえびせんとかのわさび味と同じで香りがあるだけで、相当量を一気に食べないとつーんと来ない、これなら平気」とのことなので、わさびが苦手でもOK。

・おかずカレー:
たいていのものにマッチするオールマイティータイプ。多少量を多めに入れても問題無し。ただし香りがとにかくむちゃくちゃ強烈かつ広範囲に届くため、「食堂で列に並んで待っていたらカレーうどんの香りがしてきたので注文をカレーうどんに変更した」ぐらいの影響を及ぼす可能性があります。

また、双方ともに基本は「アブラ」なので、入れすぎると洗うのがちょっと大変。油汚れが落ちにくいのではなく、台所の洗剤の香りを打ち消すぐらい強烈でした。おかずわさび&おかずカレー、おそるべし。

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in 試食, Posted by darkhorse_log

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