イギリス最強のマッスル夫婦、1週間に100個もの卵を食べて肉体を維持

家族ぐるみでボディビルに取り組み、筋肉を発達させるために1週間100個もの卵を食べている夫婦が存在します。

Britain's strongest couple Rob Reinaldo and Vanda Pessoa eat over 100 eggs a week | Mail Online

左が夫のRob Reinaldoさん（29）、右が妻のVanda Pessoaさん（29）。2人はポルトガルの学校で出会って恋に落ち、2000年からずっと一緒にトレーニングを続けました。その後イギリスに居を構え、写真中央の息子・Gui君（8）を授かりました。

2人はイギリスで行われるボディービルダーの頂点を決めるコンテスト「ミスター・ユニバース」ならびに「ミス・ユニバース」にそれぞれ出場予定です。「ミス・ユニバース」は同名のビューティーコンテストとは別物で、「ミスター・ユニバース」の女性版で、同じく筋肉美を競うものとなっています。

彼らの一日は朝4時に起き出し、仕事の前にウエイトトレーニングと有酸素運動を行うところから始まります。厳しいトレーニングに耐えるだけのエネルギーを摂取するために、彼らはタンパク質の多い食事を1日6回食べています。1日の食事の総合計カロリーは6500kcalにもなります。ちなみに、Robさんの1日の食事例は下記の通り。タイトルの「1週間に100個」というのは妻のVandaさんの食事に使う卵も含めた数になっています。

AM6:00…バナナ1本とオートミール150g（672kcal）
AM9:00…卵4つ、揚げた卵白にチーズを添えたもの（卵2個分）、サツマイモ（579kcal）
PM12:00…七面鳥500g、鶏肉と白米（1116kcal）
PM14:30…ホエイプロテインシェーキLサイズ、バナナ、低脂肪ヨーグルト2個（414kcal）
PM9:00…七面鳥あるいは牛肉500gと白米（1136kcal）

これだけ厳しいトレーニングを積んで筋肉をつけている彼らのことを、人々はピクサー制作の映画「Mr.インクレディブル」にちなんで「リアル・インクレディブル」と呼んでいるそうです。

夫のRobさんは、2004年以来イギリスのボディービルダー選手権ですでに5回もチャンピオンの座に輝いていて、2008年～2010年にはNABBAにて「ミスター・イングランド」の称号を獲得。さらには「the Dexter Classic」で最重量級の称号を手に入れました。

すでに十分すぎる評価を受けているようにも感じますが、あくまで彼の最終目標は「ミスター・ユニバース」で優勝すること。これまでの戦績は2008年と2009年は7位、2010年が3位。着実に順位を上げているため、今年度こそは1位を獲得するべくトレーニングに励んでいます。

11年前にRobさんと一緒にジムに初めて足を踏み入れたVandaさんは、それ以来ずっと夫婦そろってのトレーニングを続けています。Robさんも一番いいトレーニング方法は彼女と一緒に取り組むことだと考えていて、「重量の差は当然ありますが、彼女はとても信念が強く、私のモチベーションを高めてくれます」ともコメントしています。

数々の大会を制してきた彼の目から見ても、妻のVandaさんはこれまで出会ってきた女性の中で最強だということです。「Vandaは私の職業に深い理解を示してくれて、強力に後押しをしてくれています。毎日の食事はものすごい量になってしまうのですが、すべて彼女が料理してくれているんです」とRobさんは語っています。

しかし、夫婦二人三脚で行ってきたトレーニングにも最近わずかに変化があったそうです。それは、彼女自身もコンテストに出ることにしたため、互いに競い合うライバルのような関係になってきたのだとか。そんな彼女を、Robさんはとても誇りに思っているとか。

Vandaさん自身は、コンクールに出場するにあたっての変化や今の心境について、次のように熱心に語っています。「これまでは、Robの体作りのことを考えることが私の役割でした。なので、今自分自身の体についても考えなくてはならないという点で変化がありました。確かにハードな生活ですが、夫婦そろって取り組んでいるので何の問題もありません。コンテストまでの間、私はRobと同じ食事をとりトレーニングをします。もちろん、食事は彼より量やカロリーが少なくはなりますけれど。私はボディビルが大好きで、トレーニングをしているのも心地いいことなんです」

Robさんは5フィート11インチ（約180センチ）の長身で、体重は19ストーン（約121kg）と迫力の体格の持ち主ですが、幼いころはガリガリの子どもだったのだとか。筋肉をつけてガッチリとした体形を作る秘けつとして、「たった1回のトレーニングであってもさぼらず、かならずしっかりとした食事をする」ということでした。