「息がくさい」という罪状で警察がドライバーを逮捕
by DavidDMuir
警官がドライバーの息を検査するという場面は、おそらく飲酒運転の有無を調べる時くらいだと思われますが、クウェートの警察がアルコールとは無関係に「息がくさい」という理由で男を逮捕しました。
Police fine Kuwait driver for bad breath (even if hungry 'Ramadan' breath) | Al Bawaba
「息がくさい」という理由で逮捕された男は、警察に対して自分の息がくさいことを認めたとのこと。彼の息がくさかったのは、ちょうどその時がラマダーンにあたったため。日中は断食を行うことでイスラム教徒以外にも名前が知られている時期ではありますが、決して口に何も入れていけないというわけではなく、うがいや歯磨きなどは断食の範囲外なので行って問題ないそうです。しかし胃の中が空っぽだと口臭が強くなりやすく、また運転中に取り調べを受けたために、口臭が強くなってしまっていたものとみられています。
しかし、これまでに「息がくさい」罪で逮捕された前例はなかったため、一体どうやって男を裁くべきか論争になっているそうです。警察の事情に詳しい情報筋は、「あのドライバーが罰金を科されるのかどうかも分かりません。払うとすれば、どこに、いくら払えばいいのでしょうか。はっきりしませんね。また、仮に自動車を没収されたとして、2ヶ月もの間警察のガレージに置いておくような処置はされるのか疑問です。和解に向けた取引がされる可能性もあるでしょう」と語っています。
アルコールの検出もなしに「息がくさい」という理由だけで逮捕に踏み切った理由を警官に聞いてみたいところではありますが、今後この前例をもとに「口臭罪」のような罪状ができてしまうのでしょうか……。
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