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岩田社長が「ニンテンドー3DS」の大幅値下げを陳謝、ソフト20本無料提供へ


先ほど任天堂が携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」の大幅値下げに踏み切ったことをお伝えしましたが、発売して間もなく価格改定を実施したことについて、岩田社長が事情を説明した上でお詫びの意を表明しました。

また、価格改定前にニンテンドー3DSを購入したユーザーに対して、ソフト計20本を無料提供する「ニンテンドー3DS アンバサダー・プログラム」の実施を表明しています。

任天堂株式会社|ニンテンドー3DSを価格改定前に購入されたみなさまへ


任天堂の公式サイトに本日付で掲載された特設ページによると、発売から半年も経過せずにニンテンドー3DSの大幅な値下げに踏み切ったことについて、岩田社長が「任天堂の過去の歴史にはありませんでした」とした上で、「いちばん最初にニンテンドー3DSを応援してくださったみなさまからのご信頼を損ない、ご批判を受けかねないことだと痛感しております」と述べています。

また、「ニンテンドー3DSの発売前と現時点で大きく状況が変わり、今思い切った手を打たなければ、多くのお客様にニンテンドー3DSを楽しんでいただく未来がつくりだせない可能性が高まったと判断したため」と値下げに踏み切った背景についてコメント。


そしてソフトウェア開発者や販売に携わる人々が「ニンテンドー3DSはニンテンドーDSの後継のゲーム機として間違いなく普及する」という確信を持たなければ、ニンテンドー3DSが普及してソフトが充実せず、購入したユーザーが満足するという循環を作れないと説明し、値下げの必要性を強調しています。

なお、8月10日以前にニンテンドー3DSを購入したユーザーに対しては「ニンテンドー3DS アンバサダー・プログラム」が提供され、9月1日からバーチャルコンソールで以下のタイトルをはじめとしたファミコンのタイトルを10本無償配信するとのこと。これらのタイトルは年末までに配信予定のものを先行配信するもので、追加機能がある正式版がリリースされた際にも、無償でアップデート可能。

スーパーマリオブラザーズ
ドンキーコングJR.
バルーンファイト
アイスクライマー
ゼルダの伝説

また、年内に以下のタイトルをはじめとしたゲームボーイアドバンスのバーチャルコンソールタイトルを10本無償配信も決定。これらのタイトルはアンバサダー・プログラム参加者のみへの配信を予定しており、ニンテンドー3DS用としては将来も販売の予定は無いとされています。

スーパーマリオアドバンス3
マリオカートアドバンス
メトロイドフュージョン
メイドインワリオ
マリオvs.ドンキーコング

ニンテンドー3DS アンバサダー・プログラム | 任天堂株式会社


ちなみにゲームビジネスを中心としてリサーチやコンサルティングなどを手がけるメディアクリエイトが公開した2011年7月11日~7月17日のソフトおよびハード販売数ランキングによると、ニンテンドー3DSは新色「フレアレッド」と新作ソフト「スターフォックス64 3D」の投入を受けて前週比203%増となる4万6637台を販売しています。

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in ゲーム, Posted by darkhorse_log

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