「Windows Phone IS12T」ムービーレビュー、サクサク動作で非常に快適

本日KDDIが発表した、日本初となるWindows Phone 7.5を採用したスマートフォン「Windows Phone IS12T」のムービーレビューをお届けします。

先にお届けしたフォトレビューや軽く触った様子のムービーレビューなどと併せて見てみると、同モデルを理解する上で参考になるのではないでしょうか。

まずは電話機能。従来の携帯電話に採用されていた「電話帳」に、家族や友人、取引先などのSNSアカウント情報などを紐付けることでさまざまな情報へサクサクとアクセスできる「Peopleタブ」と連動してスムーズに電話をかけられます。

Windows Phoneスマートフォン「IS12T」の電話機能 - YouTube


マイクロソフトが展開するフリーメールサービス「Hotmail」も統合。マイクロソフトが持つインスタントメッセンジャー「Windows Live Messenger」やオンラインストレージサービス「SkyDrive」なども利用できるようになることが大きな強みです。

「Windows Phone IS12T」のHotmailタブ - YouTube


ブラウザはもちろんInternet Explorer 9。ハードウェアアクセラレーションに対応することで、「Metro UI」の操作やブラウジングの際の描画速度が向上しています。

「Windows Phone IS12T」内蔵のIE9でブラウジング - YouTube


写真や画像などのグラフィックを快適に閲覧できる「Picture」タブはこんな感じ。まだ試作機であるにもかかわらず、全体的にサクサクと動作する上に、直感的な操作に対応しています。

「Windows Phone IS12T」のPictureタブ操作 - YouTube


「Xbox LIVE」も利用可能。アバターがヌルヌル動く様子は他陣営のスマートフォンとは一味違う斬新なものです。

Xbox LIVEタブもある「Windows Phone IS12T」 - YouTube


濁点や小文字化などを含めてワンタッチで済ませることができる「カーブフリック」を使って文字入力をしてみたところ。快適に利用できるようになるまでは慣れが必要ですが、上手く使いこなせると文字入力はより使いやすくなりそうです。

「Windows Phone IS12T」で文字入力 1 - YouTube


「Windows Phone IS12T」で文字入力 2 - YouTube


赤外線などを搭載していないため、メールアドレスの交換に困る……という声もありそうですが、プロフィール交換機能を利用すればQRコードを利用したアドレスの交換が可能です。

「Windows Phone IS12T」のプロフィール交換機能 - YouTube


今までの「Windows Mobile」とは一線を画したサクサク動作を実現し、なかなか使い勝手が良さそうに見える「Windows Phone IS12T」ですが、撮影した写真をオンラインストレージサービス「SkyDrive」を利用してパソコンと共有できるなど、パソコンとの親和性が高く、クラウドサービスに強い点も大きな特徴。

また、先行するAndroidと異なり、あらかじめハードウェアの要件が定められているほか、マーケットプレイスで配信されるアプリケーションはマイクロソフトの審査を通ったもののみであるため、Windows Phoneスマートフォンはどの機種を買っても快適に動作し、セキュリティも強固であるという部分も、初心者ユーザーにとっては優しいと言えそうです。

現時点ではクラウドサービスを利用できるといった点やWindows LiveおよびXbox LIVEとの連携機能といった点については、なかなかユーザーへのメリットが見えづらい部分もありますが、パソコンとの親和性の高さを最大の武器に日本市場で本格展開し始めることで、スマートフォン市場において着々と存在感を増していくことを期待できるのではないでしょうか。

製品情報ページは以下。

Windows Phone IS12T TOSHIBA