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好きな武器を選んで車やピアノなどの高級品を徹底的に破壊できる会員制クラブ「破壊カンパニー」


ストレス解消のために「物に当たる」人もいるかもしれませんが、破壊には面倒な後片付けなど何かしらのリスクが付きまといます。そんな面倒を一切気にせずに、野球のバットやゴルフクラブ、はたまたスレッジハンマーや日本刀などから好きな武器を選んでパソコンやピアノ、テレビやバイクといった高級品を徹底的に破壊し尽くすことができるという、まるでアクションゲームのような会員制クラブが「Destruction Company(破壊カンパニー)」です。

クラブのスポークスマンによると「これは暴力ではなく、破壊のアート」とのことですが、一体どのような会員制クラブなのでしょうか。


破壊にかかる料金やクラブの実態は以下から。The Destruction Company,

The Destruction Company: New 'fight club' for young and wealthy | Mail Online

「破壊カンパニー」の会員は、大金を支払うことで好きな武器を使ってパソコンやピアノといった高額なものを好きなだけ破壊できます。会員には裕福な家庭の若者や銀行家などが多く、会員の40%は女性だそうです。なお、メンバーは年会費(非公開)を払う必要があります。

こんな風に陶器へ斧をフルスイングしてもOK。


まず破壊する対象をメニューから選択します。武器としては野球のバット、ゴルフクラブ、スレッジハンマー、日本刀などの刀剣類、チェーンソーなどが用意され、破壊対象としては家具、テレビ、ギター、バイク、パソコン、陶器、はたまたスイカなどなど、多種多彩なものが用意されているとのこと。

ギターやハンマーでテレビを徹底的に破壊中。


ゴルフクラブでテレビをめった打ちです。


これが「破壊カンパニー」のメニューの一部。安い物で皿が10ドル(約800円)、小型グランドピアノは2000ドル(約16万円)、車などの場合は10万ドル(約800万円)を超えるそうです。


注文が終わったら会員用の倉庫や屋上に移動して、安全のためにレザーブーツやアイスホッケーの防具などを着込み、それから少しずつ対象を破壊していきます。

ストレスをすべて解消してスッキリといった男性たち。


破壊は単独でもグループでもOKです。破壊を行っている様子は録画されるので、後で見返すことが可能となっています。


さすがに自宅ではなかなかピアノを破壊するチャンスがなさそうですが、クラブではこのくらい徹底的に破壊することができます。


壊したピアノの残骸に座る女性。


果物なども粉々にできます。スイカ割りのような感じでしょうか。


「日本刀で果物を切る」という貴重な体験もできるわけです。


この「破壊カンパニー」はもともとニュージャージー州にあった秘密の場所で始まったそうですが、段々と会員がふくれあがってきたのでロサンゼルスやロンドンへ展開することも考えているとのこと。また、「銃器を使用しない」「無生物のみ破壊可能」「アルコールや薬物の使用は禁止」といったルールもあります。

「我々の会員へのメッセージは非常にシンプルです。それは『破壊してもOK』、そして『これは暴力ではなく、破壊のアート』」とクラブのスポークスマンは語りました。ちなみに、これまでにはフェラーリや元夫のスーツをすべて破壊したいというリクエストもあったそうです。なお、会員になるためには既存のメンバーからの招待が必要になります。

日本の六本木でも「皿割り」を楽しめるギリシャ料理店「ダブルアックス(閉店)」というお店がありましたし、中国の北京にも皿を割り放題できるお店がありますが、「破壊カンパニー」ほど至れり尽くせりのサービスをやっているところは他に無いのではないでしょうか。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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