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ミッフィー作者がサンリオを提訴していた係争で両者が和解合意、きっかけは東日本大震災


ディック・ブルーナ氏の創作したキャラクターである「ミッフィー」の著作権と商標権を、「ハローキティ」で知られるサンリオが侵害したとして係争状態にあった事案で、両社がこの係争に関して和解に合意したことが発表されました。

きっかけとなったのは東日本大震災で「訴訟を行うことにより費やす両社の諸費用をむしろ日本の復旧・復興のために寄付すべきである」という考えからだそうです。

詳細は以下から。
サンリオ | メルシス社(オランダ)と株式会社サンリオの係争和解合意について

2010年11月2日、ディック・ブルーナ氏の創作した著名キャラクター「ミッフィー」に関する著作権と商標権をサンリオが侵害しているとして、アムステルダム地方裁判所は差し止め仮処分命令を下しました。対象となったのはサンリオのキャラクター「ハローキティ」の友達である「キャシー」です。


サンリオは異議申し立てを行いましたが、ディック・ブルーナの知的所有権を管理するメルシスはこの件について訴訟、サンリオも「ミッフィー」の商標権取り消しを求めて訴訟を起こす事態となっていました。

そんな中、2011年3月11日に東日本大震災が発生。メルシスとサンリオは「訴訟を行うことにより費やす両社の諸費用をむしろ日本の復旧・復興のために寄付すべきである」という結論を出し、和解に合意しました。両社はお互いのキャラクターを相互に尊重する立場を堅持、係争中のすべての訴訟を取り下げ、共同で15万ユーロ(約1750万円)を義援金として寄付するそうです。

なお、サンリオは2009年11月以降、キャシーを用いた新しい製品の企画を行っていません。

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in メモ, Posted by logc_nt

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