生活のすべてを本まみれに、本で作られた家具や衣類などいろいろ

本好きの中には家中を本だらけにして、24時間本に囲まれて生活したいと望んでいる人もいるかもしれませんが、自分の住む家や家具、はたまた着ている服やジュエリーなどを本で作ってしまえば本に囲まれながらも実用的で暮らしやすいのではないでしょうか。

ここでは、建物や洋服からアマゾン・キンドルケースまで、すべてを本で作ったものばかり集めています。あまり違和感なく生活に溶け込めそうなものも多々あり、本が好きではないという人でも見ているだけで楽しめるはずです。

詳細は以下から。Cool Non-Literary Uses for Books

◆ペーパーバック製のイス

これはアーティストのDavid Karoffさんがアメリカのロードアイランド州にある「Myopic Books」という本屋のために作ったもの。このイスができてからは、お客さんが定期的に座っていくそうです。

◆ジュエリー

この指輪は「LITTLEFLY」と言い、廃棄された本を何百と積み重ねて作っているとのこと。

◆クリスマスツリー

サンフランシスコ州立大学にあるGleeson図書館では本でできたクリスマスツリーがあります。緑色の本で基礎ができあがっており、そこにしっかりとクリスマスツリー用のデコレーションが施されている本格的な仕上がり。

◆天井装飾

天井が高い部屋限定と思われる天井装飾です。図書館のイメージがあるからなのか、本の見た目はどこか落ち着く印象があるので、この天井装飾も意外と落ち着きのある部屋にしてくれるのかもしれません。なお、作者の名はRichard Wentworthといいます。

◆照明

Lucy Normanさんによる本で作られたシャンデリア。お値段は550ドル(約4万4276円)。

こちらはブックランプ。これを使って本を読んだら集中できる気がします。作者のShauna Smith Dutyさんによると、自宅で簡単に作れるそうです。

◆花瓶

Laura Cahillさんによる本でできた花瓶。紙でできた本では水を蓄えることが難しそうですが、中に試験管が隠されているので、花瓶としての使用が可能とのこと。

◆机

座って本を読んだり、何か書き物をする時などに机があると便利ですが、これらの本で作られた机ならば、より一層作業に身が入るかもしれません。これはオーストラリアのメルボルンにある本屋「Brunswick Bound」のもの。

こちらはオランダのデルフト工科大学にあります。

◆本棚

古い本から本棚やブックケースを作る専門家Jim Rosenau作の本棚。ある意味究極の本棚という気がします。

◆鉢植え

この本でできた鉢植えは見た目もすてきですが、本は紙でできていて紙は木からできているので、非常にしっくりくるような感じ。Gartenkulturというイタリアの会社が作っています。

◆洋服

本でできた家具を用意した後は、自分の着る服も本でできたものにしたいというのが人情というもの。このボールガウンタイプのドレスはRyan Novellineさんによって作られたもので、廃棄された金色の本のカバーで構成されています。

◆3Dアート作品

低俗な話やくだらない作品のことをパルプ・フィクションと呼びますが、読者のうち何割かは内容よりもカバーアートを評価しているそうです。Thomas Allenというアーティストが作ったこの作品は、パルプ・フィクションのカバーを切ったり折るなどしたものを低い位置から撮影しています。

◆アート

Brian Dettmerさんによるこの作品は、本のカバーを切り抜いたものを緻密(ちみつ)に配置してできた作品です。

Mike Stilkeyさんの場合は本をキャンバスに見立てて個性的な絵を描いています。

◆アマゾン・キンドルケース

「Hide your Kindle e-Book inside a real book」というこの商品は、電子書籍を読むためのデバイスであるアマゾン・キンドルを本物の本で包めるケースです。これがあれば、電子書籍へ移行するのをためらっている人でも試してみる気になるのではないでしょうか。

◆建物

ボローニャ近代美術館の中にある本で作られたビルは、スロバキアのアーティストMatej Krenさんの作品。無数の本が使用されており、もしも中に入ったら、本が崩れてこないか心配になりそうな感じです。

続いてこちらは、カナダのノバスコシア州にあるダルハウジー大学で建築学を専攻している生徒たちによって作られた建物。7000千冊の電話帳を使っているそうですが、色合いがレンガを連想させるので、例え嵐が来ても耐えられるかもと思わせます。