SamsungがAppleに法的手段も視野に、「GALAXYシリーズがiPhoneに酷似」と提訴されたことを受けて
Samsungが展開する「GALAXY」シリーズが「iPhoneやiPadに酷似している」として、Appleが提訴したことを先日お伝えしましたが、SamsungがAppleに対して法的手段に打って出ることを視野に入れていることが明らかになりました。
iPhoneやiPadに対して数多くの部品を供給するなど、密であるかのように思えたAppleとSamsungの関係ですが、対立は一気に深まることになりそうです。
詳細は以下から。
AFP: Samsung vows counter-action over Apple patent suit
AFP通信の報道によると、AppleがSamsungの「GALAXY」シリーズを提訴したことを受けて、Samsungが「Samsungグループは知的財産を保護するために、適切な法的手段をもってこの訴訟に応じるであろう」という声明を発表したそうです。
Samsungは同社がコアとなる技術を自社で開発したことや、知的財産を築き上げてきたことを主張したほか、韓国の「聯合ニュース」に対して「我々が持つ通信技術に関する特許にAppleが抵触している」とコメント。
また、Appleは2010年に売り上げの4%を占めるなど、Samsungにとってソニーに次ぐ2番目に大きなクライアントですが、Samsungの社員とされる人物は「我々にとってAppleは半導体やディスプレイの大口顧客ではあるが、強く応じるほかない」と述べるなど、対立する姿勢を見せています。
ちなみにiPhone 4や初代iPadに採用されている「A4プロセッサ」は多くの部分をSamsungに依存していますが、対立が激化することで設計の大幅な見直しや、部品の調達元が変わる可能性はあるのでしょうか。
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