デザイン

インフォグラフィックの歴史が一枚でわかる画像


標識や地図など、普段の生活の中で非常に役立っているインフォグラフィック。そのインフォグラフィックを中心としたデザインの歴史が一枚にまとまった画像です。1万8500年前から現代に至るまでのデザインが移り変わっていく様子が上手にまとまっています。

インフォグラフィックの歴史は以下から。A History Of Graphic Design [INFOGRAPHIC]

これが「インフォグラフィックを中心としたデザインの歴史が一枚でわかる画像」です。


1万8500年前の人類は洞窟壁画を描いていました。


インドのビンベットカで紀元前5000年という先史時代の岩絵が見つかっています。この「ビンベットカのロック・シェルター群」は2003年にユネスコの世界遺産に登録されました。


紀元前1200年にはフェニキア文字が生まれています。最近ではアニメ「STAR DRIVER 輝きのタクト」で使われたことでも有名です。


紀元前100年、アルファベットの書体の一つであるローマン体が登場。


一気に飛んで1454年。グーテンベルク聖書ゴシック体が使われます。


1630年にはラテン文字のセリフ体の書体であるギャラモンが誕生しました。


そして1867にはリトグラフが生まれます。


1880年ごろにはモダンデザインの父として知られるウィリアム・モリスが活躍しました。ちなみに、このころ日本は明治13年です。


1907年、ドイツの建築家・デザイナーであるペーター・ベーレンスが電機メーカーAEGのロゴデザインを担当しました。


1917年にはオランダの建築家・デザイナーのヘリット・リートフェルトによって「赤と青のいす」が発表され、新造形主義のグループ「デ・ステイル」が立ち上がりました。ちなみに、デ・ステイルは今年の2月に解散したデトロイトのロックバンド「ザ・ホワイト・ストライプス」の2ndアルバム名の由来にもなっています。また、マルセル・ヤンコによる最初のダダイズムのポスターが作られたのもこのころです。


1919年。バウハウスの最初のロゴがデザインされました。


翌年の1920年にはアール・デコの透かし彫りが生まれます。


1923年、ダダイズムのロシア人画家Ilia Zdanevichによって「Evening of The Bearded Heart」という前衛的な作品が世に送り出されました。


1930年にはアールデコのアーティストMaurice Ascalonの作品「Useble object」があります。


1935年、ベークライトでできたピラミッドテレフォンが発売されました。


1940年にはエスキモー社製のヘアドライヤー「Model 787」がリリース。


1942年、オットー・ノイラートによってアイソタイプがデザインされます。これは、トイレの入り口にある男性と女性を表した図形などの元となったデザインです。


そして1950年には「世界で最も影響力のあるファッション雑誌」として名高い「ヴォーグ」などでアレクサンダー・リーバーマンが活躍します。


続く1951年、CBSのロゴがWilliam Goldenによってデザインされています。


1953年は、マックス・ミーディンガーとエデュアード・ホフマンによって、現在も世界中で幅広く利用されているフォント「ヘルベチカ」がデザインされた年です。


1961年、ラディスラフ・ストナーが「VISUAL DESIGN IN ACTION」を手がけました。


1971年は「SHATTER」というレタリングミルトン・グレイザーにより生まれています。ちなみに、ボブ・ディランのベストアルバム「ボブ・ディランのグレイテスト・ヒット」に封入されていたポスターも彼が手がけました。


1973年、IBMのロゴがポール・ランドの手によってリリューアル。


1977年にはミルトン・グレイザーによってニューヨーク土産の定番「I LOVE NY」のロゴが作られています。(画像の年数は間違いです)


1980年。それはモスクワオリンピックが開催された年です。オリンピックでは毎回ロゴが新しくデザインされています。また、ハンガリーの建築家ルビク・エルネールービックキューブを発明した年でもあります。


1990年にはキッチンウェアメーカーのアレッシィ社からフィリップ・スタルクによる「レモン・スクイーザー」が発売されました。これはニューヨーク近代美術館の永久コレクションにもなっています。ちなみに、フィリップ・スタルクは東京の浅草にある「アサヒビールスーパードライホール・フラムドール」も手がけました。


1992年に開催されたバルセロナオリンピックではバレンシア出身のデザイナー、ハビエル・マリスカルがマスコットキャラクターのコビーを作っています。


2008年の北京オリンピックでは2000年前の銅でできた彫刻を元にして競技を表すピクトグラムが作られました。


こうしてインフォグラフィックを中心としたデザインの移り変わりを見ていくと、これから先の数十年、数百年後の未来では一体どのようなインフォグラフィックが生まれてくるのか気になってきます。今日もどこかで革新的なデザインが生まれているのかもしれません。

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in デザイン, Posted by darkhorse_log

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