約1時間ずっとなめ続けられる「60分キャンディー」、開発のきっかけは漁師の栄養補給

勉強や仕事中にキャンディーを食べると口さみしさを紛らわしてくれますが、10分そこそこで溶けてなくなってしまいます。常人にはそれでもまあ十分なのですが、FOODEX JAPAN 2011では、長時間手がふさがって飲食のできない漁師のリクエストに応じて開発された、耐久性のものすごく高い「60分キャンディー」が展示されていました。
その名の通り、60分間ずっと口の中でコロコロ転がしておくことが可能。漁師さんはもちろんのこと、長時間ずっと作業に集中したい人にとっては便利なものとなっています。
「60分キャンディー」の詳細は以下から。コンペイトウ王国 コンペイトウ・マーブルなど干菓子の製造メーカー“トーカ” 大阪糖菓株式会社
大阪糖菓のブースに到着。

その一角にずらずらとぶらさがっていたのが「60分キャンディー」です。

味はソーダ味とレモン味の2種類。もとは棒もフレーバーもついていないシンプルな物だったようなのですが、一般向けに販売するにあたって、子どもにも食べやすくするため棒キャンディーにしたようです。

単刀直入なネーミングとシンプルなパッケージが印象的。

あまりにもじっと見つめていたからか、ブースの担当者の人から1本もらってしまいました。

普通のキャンディーであれば数分~10分程度で溶けきってしまうところ、60分間もの間ずっとなめ続けることが可能となっています。パッケージに書かれた「日本一長持ち」というフレーズにも納得です。本来は北海道で一本釣りをする漁師さんたちに向けて作られたもので、漁の最中竿から手を離せず飲食できないため、長時間の使用に耐えうるエネルギー源がほしいというリクエストから開発されました。

原材料にはグラニュー糖のほかにコーンスターチ、アラビアガム、蜜蝋、プルランなどキャンディーにはあまり使われないような物もあり、ガチガチにキャンディーを固めるためにありとあらゆる手段を用いているようです。

食べてみたところ、レモンの味はほとんどせず、ひたすら蜜の甘さが口の中に広がります。黄色いのは表面だけで、中は白色をしています。どれくらい甘いかというと、はちみつきんかんのど飴もしのぐ程。そしてものすごく固く、「硬いので噛まずに舐めて下さい」とパッケージに警告文が書いてあるので素直になめ続ける方がよさそうです。
また、気になるアメの持続時間ですが、棒を回転させたりしてなめることに集中していると40分程度で食べきることが可能。ただ、軸を動かし過ぎると紙製の軸がぼろぼろとほどけて口の中に入ってくるので、あまり激しく動かさず口に放り込んでおく方がよいと思われます。なめることに集中していてもなかなか溶けきらなかったので、口に含みつつ作業に集中していたら、もしかしたら食べきるのに60分以上かかるかもしれません。

「60分キャンディー」は1本105円(税込)とお手頃価格。大阪糖菓のネットショップ「コンペイトウミュージアム」にて通販も可能なので、長時間何らかの作業に打ち込みたい人はそのお供に導入してみてください。
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in 取材, 食, Posted by darkhorse_log
You can read the machine translated English article "Candy for 60 minutes" that can continue….