モバイル

世界初、次世代通信規格「LTE」に対応したAndroidスマートフォンが登場


NTTドコモが昨年12月24日から次世代通信規格「LTE」を採用した下り最大37.5Mbps、上り最大12.5Mbpsの「Xi(クロッシィ)」をサービス開始しましたが、世界初となるLTE対応のAndroidスマートフォンが登場しました。

従来の第3世代携帯電話(3G)よりも圧倒的な高速通信を実現するため、HD動画のようなデータ量の大きいコンテンツなどをガンガン楽しむことができるようになりそうです。

詳細は以下から。
Verizon Wireless And Samsung Mobile Announce Samsung First 4G LTE-Enabled Smartphone

アメリカの大手携帯電話会社「Verizon Wireless」のプレスリリースによると、同社が昨年12月にサービス開始したLTEサービス(Verizonでは「第4世代携帯電話(4G)」という扱い)に対応したAndroidスマートフォンを開発したそうです。


端末の開発を手がけたのはSamsung電子で、4.3インチの新型有機EL「Super AMOLED」を採用したディスプレイやLEDフラッシュ搭載800万画素カメラ、1GHzのアプリケーションプロセッサ、HTML5に準拠したブラウザなどを搭載。また、130万画素フロントカメラとLTE回線を利用したビデオチャットなども可能であるとされています。

これがLTE対応のAndroidスマートフォン。なお、Android OSのバージョンは2.2です。


ちなみにプレスリリースでは一言も「3Gに対応している」ということが書かれていないため、あくまでLTEネットワーク上でしか利用できないモデルであると推測されますが、残念ながら日本でも海外でもLTEのエリアは3Gと比較すると圧倒的に狭いのが現状であるため、3GとLTEの両方に対応したモデルでないと利用シーンはかなり限られることになります。

また、気になるLTE対応音声端末の国内での登場時期ですが、NTTドコモは2010年冬モデルおよび2011年春モデル発表会において、「2011年度後半」にリリースするとしているため、Xiのサービス開始と同時に発売されたUSBコネクタ型データ通信端末「L-02C」のように、3GとLTEの両方に対応したモデルの登場に期待したいところです。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
WiMAXとCDMA2000に対応した「HTC Evo shift 4G」が正式発表、フルキーボードを搭載したAndroidスマートフォン - GIGAZINE

HTCが次世代通信規格「LTE」を採用したスマートフォンを発売へ - GIGAZINE

KDDIが「WiMAX搭載スマートフォン」を発売する方針であることを認める - GIGAZINE

光ファイバーを上回る超高速通信を実現する「第4世代携帯電話(4G)」の通信方式決定、「WiMAX」と「LTE」の次世代規格に - GIGAZINE

in モバイル, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.