取材

NTTドコモ版「Galaxy Nexus」がLTE非対応の理由


先ほどGoogleが世界初となるAndroid 4.0スマートフォン「Galaxy Nexus」を発表しましたが、グローバルモデルが次世代高速通信「LTE」をサポートしているにもかかわらず、NTTドコモから発売されるモデルはLTE非対応であることが明らかになったため、その理由を問い合わせてみました。

報道発表資料 : 「docomo NEXT series GALAXY NEXUS SC-04D」を開発 | お知らせ | NTTドコモ

NTTドコモの報道発表資料によると、同社は世界で初めてAndroid 4.0を搭載したSamsung製スマートフォン「docomo NEXT series GALAXY NEXUS SC-04D」を2011年11月に発売する予定だそうです。


「GALAXY NEXUS SC-04D」は1280×720の高解像度を実現した4.7インチのHD Super AMOLEDディスプレイ、TI社製のデュアルコアCPU「OMAP4460(1.2GHz)」、30fpsのフルHD録画が可能な500万画素カメラなどを搭載したモデル。

なお、NTTドコモが公開している以下の製品仕様によると、同モデルはLTEサービス「Xi(クロッシィ)」非対応となっています。

(PDFファイル)主な対応サービス・機能一覧


LTEを国内で唯一展開しており、先日の2011年冬春モデル発表会でもXi対応スマートフォン4機種や、Xi端末向けにドコモユーザー同士の24時間通話無料やテザリング無料を打ち出しているNTTドコモが、最新のAndroidプラットフォームを採用した世界初のスマートフォンにLTEを搭載することを見送るというのも不思議な気がしますが、その理由をNTTドコモ広報部に問い合わせたところ、以下のような回答となりました。

NTTドコモ:
「GALAXY NEXUS SC-04D」のLTE搭載を見送った理由ですが、ほぼ世界最速の部類に入るスピードでいち早く発売するために3Gモデルという形になりました。どれくらい時間がかかるのかについて、具体的なことは申し上げられませんが、LTEモデルを提供するには3Gモデルよりも時間がかかります。なお、「GALAXY NEXUS SC-04D」本体にLTEのチップは搭載されておらず、LTEモデルをリリースするかどうかについては現時点では未定です。

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in 取材,   モバイル, Posted by darkhorse_log

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