ソニーの「Xperia(SO-01B)」がマルチタッチに対応へ、Android 2.1へのアップデートに続いて
NTTドコモが今年4月に発売したAndroidスマートフォン「Xperia(SO-01B、海外ではXperia X10)」がアップデートでマルチタッチに対応する予定であることが明らかになりました。
11月10日にAndroid 1.6から2.1へのアップデートを果たし、HD動画撮影機能などが追加された同モデルですが、実際にマルチタッチで動作しているムービーも公開されています。
詳細は以下から。
Work Ongoing on Pinch Zoom for Xperia X10 | Product Launch Blog
ソニーグループの携帯電話メーカー、ソニー・エリクソンの公式ブログによると、マルチタッチに対応できるのかという議論が発売前から各所で延々と繰り返されていた「Xperia」について、実際にハードウェアの問題に起因する部分もあって、今までマルチタッチのサポートは見送られていましたが、2011年第1四半期をメドに対応するそうです。
これは同社の技術者たちがXperiaに搭載されているタッチパネルのディジタイザー(コンピューターに位置を指示するための装置)をマルチタッチ操作に対応させるためのドライバおよびファームウェアのアップデートを開発したためで、現在使い勝手を完全なものにするために取り組んでいる最中とのこと。
しかしあくまでXperiaのタッチパネルのディジタイザーはマルチタッチを完璧に利用できるものではないため、現在ブラウザやGoogle Mapsでピンチズーム(指2本を使ったズーム)をはじめとしたジェスチャーに対応することを目標として開発が行われています。
実際に試作機でマルチタッチを利用しているムービー。Google Mapsやゲームのズームを実現しています。
YouTube - Work Ongoing on Pinch Zoom for XPERIA X10
2010年2月にまずイギリスで発売され、アップデートされるころには発売1周年を迎えることになると思われるXperiaですが、部品そのもののドライバにまで手を加えるなど、このアップデートに対する力の入れ方はまさに執念と言っても過言では無いのではないでしょうか。
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