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外国語を短期間でざっくり読み・書き・話せるようになるための5つのアプローチ


ペラペラ話し、すらすら読み、すべての話し言葉を理解して外国語を華麗に操る……というのは多くの人が思い描く夢かもしれませんが、日々のいろいろなことに追いやられてなかなかそのための練習には着手できていないのではないでしょうか。

これから紹介するのは、スペインに引っ越したことをきっかけに、大人になってからスペイン語を学び始めた人の体験談で、経験から悟った外国語を読み・書き・話せるようになるための手順です。特に高額な教材やおおげさな解決方法を使うわけでもなく、気楽に肩の力を抜いて取り組んでいるスタンスは、受験のために教わる外国語とは対照的で、なかなか新鮮に感じられます。


ちなみに経験談を語る人物いわく「外国語がペラペラになるには、少なくとも数年かかるんじゃないか」と感じているそうなので、ビシっとバシっと格好良く外国語を使うための修行というよりは、必要最低限のスキルを身につけるための手軽な方法だと言えそうです。

スペイン語の勉強を継続している経験者が語る、ゆるいスタンスが魅力の外国語へのアプローチは以下から。How to Learn a Language in 90 Days or Less - by Dumb Little Man

1:「見る」


まずは外国語が使われているテレビ番組やアニメ、映画などを見てみましょう。何らかの映像をバックに知らない言語が飛び交う様子には抵抗があるかもしれませんが、しばらくしたら慣れてきます。外国語の番組をいきなり見ても、おそらく最初は何も理解できませんが、見続けているうちに、英語であれば「Hi.(やあ)」、「apple(りんご)」、「bye.(さよなら)」などの簡単な単語からぽつりぽつりと聞こえるようになってきます。

最初はアニメか、あるいは子供番組からで見始めるのがおすすめです。その言語の基本から覚えることができ、だんだんその内容が理解できるようになり、楽しさが分かるようになってきます。

2:「聴く」

by Melvin Gaal (Mindsharing.eu)

アニメなど簡単な番組から見始めて、もっと複雑なテレビ番組(「LOST」や「スタートレック」、あるいは「Friend」など)が理解できるようになったら、さらに進んで音声のみのラジオやポッドキャスト、あるいはオーディオブックも理解できるようになってきます。選ぶ内容は自分が興味を持てるのものにしておくと、楽しく続けられると思います。

聞いたことすべてが理解できないからといって、自分を責めないように。誰でも最初は、聞いた内容の大多数が分からないものです。まずはリラックスして、聞き取れる単語にだけ集中しましょう。つい全ての内容を理解しようとしてしまいがちですが、それはひとまずやめにして、聞こえる単語から文脈を推測してみましょう。

3:「読む」

by moriza

外国語で何か本を読みたい気分になった時には、いつでもすかさず読むようにしてください。漫画や児童向けの本、それに小説などをジャンル問わず自分が好きなものを読むといいです。

大切なのは、正しく読み取ろうとやっきになることではなく、言葉を勉強するのを楽しむこと。学校の先生は「まず文法を覚えなさい」と教えてきたかもしれませんが、それはひとまず忘れましょう。

先に述べたテレビ番組も、勉強のために見るのでは面白くありません。内容が面白いから見るようになるわけです。それと同時に、脳が外国語を習得していくという感じです。

4:「書く」

by pedrosimoes7

外国語を聞いたり見たり読んだりして経験を積んでいくと、いずれ自然にその外国語を使って文を作ってみたくなるはず。もっと早く上達したいのであれば、気分に任せていないで自発的に書き始める必要があります。

まず母国語で書きたいことをつづった後にそれを翻訳していくなどして、外国語で文章を書く練習を積み重ねることで、文法や言語の構造を理解できるようになっていきます。

5:「話す」


最後になりましたが、最低限できるようにしておきたいのが外国語の会話です。

だんだん読み・書き・聴くことができるようになってきたら、ネイティブと直接会うことができるチャット・ルームなどへ行くのもおすすめです。日本では英会話教室がメジャーですが、その他にも大学のサークルなどいろいろ会話の場を探してみるのも、新たな出会いが会ったりして楽しいかも。

しかしまず何よりも、外国語の学習が楽しく感じることが最優先です。外国語で会話をしたい人はどんどん出かければいいし、インターネットがどんな状況でも勉強できるようにしてくれるので、足かせとなるものは何もありません。

6:まとめ


短期間で言語を学習したければ、どうしたって外国語の学習に没頭しなければなりません。

早く習得するために、身近なものすべてを外国語に切り替えてしまうのもいい手です。例えばGmailの言語を切り替えたり、オンラインゲームをしている場合は使用言語を外国語に設定してみたりするのもいいかもしれません。生活の中で自然に触れる形で外国語を勉強する手段は無限にありますが、肝心なのは自分がその内容に興味を持っているかどうかです。

外国語の勉強の仕方に正解はないので、自分を信じて流れに身をまかせ、面白いことからやっていくと成果が上がりやすいです。勉強自体を最初からあきらめてしまわずに、外国語は身につけられるんだと気づくことが大切な第一歩です。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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