本当に非接触で給電できていると実感、TOKOのワイヤレス電力供給のデモ
携帯電話などをワイヤレスで充電できる技術や離れた場所にあるテレビなどの機器に対してもワイヤレスで給電できる技術などの開発も各方面で進んでいますが、まだまだ一般的には「コード無しで端子同士を接触させることもなく電力を送る」というと「未来の技術」のようなイメージで、本当にワイヤレスで伝送できていると実感する機会は少ないのではないでしょうか。
本日開幕したCEATEC JAPAN 2010の東光ブースでは、コードのない球体の中のライトを点灯しプロペラを回したり、水槽の中のデジタルフォトフレームにガラスの外から給電するなど、一目見て「本当に送れてる」と実感できるようなデモンストレーションが行われていました。
動画は以下から。TOKO ワイヤレス電力供給デモンストレーション | CEATEC JAPAN | 共同通信PRワイヤー
幕張メッセ5ホールの東光ブース。埼玉県鶴ヶ島市に本社を置く老舗コイルメーカーとのことです。
その一画、ワイヤレス電力供給のデモンストレーションのコーナー。
こんな感じで実演しています。
なかでも目をひくのが、アクリルの球の中でLEDが光り、プロペラがくるくる回転するこの装置。
YouTube - TOKOのワイヤレス電力供給デモ-CEATEC JAPAN 2010
展示台の下から球体の中へ、球体の中の支柱(光っている部分)から回転する部分へ、2個所でワイヤレス送電が行われています。
球の底と展示台の間には空気しかありません。
こんな感じで、アクリルの展示台の下にあるコイルから球体の中にあるコイルへ送電されているというわけ。
少し持ち上げてもライトは点灯しています。
デジタルフォトフレームが入ったこの水槽はどうなっているかというと……
電気を送る側のコイル(下)とデジタルフォトフレームに付けられた受け取る側のコイル(上)が……
水槽の裏の壁を挟んでやりとりしているというわけ。
送電する側はガラスの外にペタッとはり付けてありました。
下部のこのケーブルは……
右手前のこのライトに水槽の底を挟んで外からワイヤレスで電力供給しているとのこと。ワイヤレス給電なら水槽に電源用の穴を開ける必要がなく、ケーブルの防水の必要もないので、いろいろな使い方ができそうです。
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