ワイヤレス給電を実際に行っているムービーがネット上で公開中、その実力の一端が明らかに
ワイヤレス給電による世界初の商用化を目指すベンチャー企業「WiTricity」のCEOであるEric Giler氏がTED Global 2009にて行った公開デモの様子がネット上で公開されました。この技術はもともとMITによって開発されていたもので、磁気共鳴を利用しているため、安全であるというのが最大の特徴です。既にいくつかの会社が電話、カメラ、テレビおよびその他のデバイスにこのワイヤレス給電を計画しているとのことで、近い将来、世界を変える技術になると予想されています。
ムービーの再生は以下から。
Eric Giler demos wireless electricity | Video on TED.com
この人がEric Giler氏
早期のワイヤレス給電のアイディア、実現不可能なレベル
バッテリー・充電池は年間400億本も捨てられているという現実
有線はダメ
バッテリーもダメ
だがしかし、MITの人々がワイヤレス給電による世界初の商用化を目指すベンチャー企業「WiTricity」を立ち上げることに。
MITでの実験はこんな感じ。2メートル離れた距離にある60Wの電球に電気を送って点灯させることに成功。2007年6月のことです。
仕組みは磁気共鳴
磁気共鳴は安全だという説明
こういったものに使えるよ、という例
実際にこのDVDプレイヤー内蔵ディスプレイにワイヤレス給電を行います
これが本体。
移動中。
これに給電される、と。
よいしょっと。
今からワイヤレス給電を行うという説明を観衆に行っています
いよいよワイヤレス給電開始
成功!
ワイヤレス給電をしている間を人間が通過しても安全だということを実際に示しているところ。
また、ほかのデバイス、例えば携帯電話などが間にあっても一切影響を受けないというデモも。
なお、「WiTricity」の公式サイトでも同じようにワイヤレス給電のデモムービーが公開されており、割とわかりやすいです。
WiTricity - Boston Globe Video
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