飼い主とネコのテンションのギャップがひどいおしゃれキャットコンテスト

ネコに服を着せたり、リボンをつけたりする人はたまに見かけますが、それとは比にならない程の力が入ったオートクチュールのドレスのファッションショーがニューヨークで行われたということです。

このネコのファッションショーは15回目を迎えたということで、それだけにやたらと派手で豪華な感じのする衣装を身にまとったネコが勢ぞろいしているのですが、どう見ても飼い主ばかりがエキサイトしていて、ネコたちはちょっと退屈そうです。

詳細は以下から。Cats in Haute Couture - Artsy Spot

クレオパトラをイメージしたらしき衣装をまとったネコは、何かをあきらめきったかのような表情をしています。

やたらワイルドな髪型のカツラを頭に乗せられています。

背の高いシルクハットのネコもやはりぶすっとした顔をしているように見えます。

それでもやはりアゴの下をなでられるのはまんざらでもない様子。この表情の方が衣装にはしっくり来ています。

ピエロっぽいカラフルな衣装。

これは和のイメージの衣装、なのでしょうか……黒柳徹子さんを思い出してしまいました。

ブロードウェイミュージカルのアニーっぽい髪型。

三角帽と服が何となくミスマッチのような。

ナポレオン風の帽子がよく似合っています。

まるでスーパーカーを乗り回しているかのような1枚。

革ジャンがかなりハードな雰囲気です。

三角帽子はこのファッションショーの定番アイテムなのでしょうか。

治療用のエリザベスカラーではなく、本気のエリがついている王子様っぽい衣装。

まるで花嫁のようなふわふわのドレスを身にまとっています。

上半身だけの衣装なので、普通なはずの下半身の部分がなぜかイケナイ感じに見えてしまいます。

ここまでのラインナップを見ていると、わりとシンプルに見えてしまいます。

飼い主とおぼしきマダムたち。オートクチュールのドレスをネコに着せることができるくらいなので、やはりどの人もやや高貴な感じがします。

テレビカメラも入って、取材はかなりしっかり行われている様子。

熱狂する飼い主とか報道陣とか。

「今のお気持ちは？」とマイクを向けられたネコの視線が物言いたげ。もしネコがしゃべれたなら、「知らんがな」とか言いそうです。

何やら誇らしげな飼い主の女性と、やや腕の中から脱出したがっている様子のネコ。

いい笑顔の飼い主とは裏腹に、お立ち台に乗せられたネコたちはうつらうつらと船をこいでいる状態。

慣れない服を着せられてこれだけ大勢の人間の前にいるとくたびれてしまうのか、ネコたちは次々にうとうとし始めます……。服を着せて文字通りネコかわいがりするのは、ネコにとってちょっと困りものということかもしれません。

しかし、必ずしも道楽でネコに服を着せる人ばかりではないようで、自分の体をなめすぎてハゲを作ってしまうネコが患部をまたいじらないように、手製の服を着せている人もいるようです。こういうオートクチュールの方が、豪華きわまりない衣装よりも飼い主の愛を感じるような気がします。
ハゲ猫オートクチュールコレクション