メモ

テニス史上最長試合、3日間合計11時間5分の熱闘をジョン・イスナーが制す


6月21日にテニス4大大会の一つ、ウィンブルドン選手権が開幕しました。その男子シングルス1回戦でアメリカのジョン・イスナー(アイズナー)とフランスのニコラ・マユの対戦があったのですが、互いに2セットずつを取って迎えたファイナルセットがもつれにもつれた結果、70-68でイスナーが勝利を収めました。

何と2度の日没中断を挟み3日間にわたって行われ、合計11時間5分とテニス史上最長だった試合では、イスナーが史上最多となる112本のサービスエースを決めるなど、多くの記録が誕生しました。


2010 Wimbledon: John Isner beats Nicolas Mahut to win longest match at Wimbledon - ESPN

イスナーが歴史的勝利◇ウィンブルドン - テニス365 | tennis365.net

試合が始まったのは6月22日。イスナーが2セットを、マユが2セットを取ったところで日没中断となり、23日に第5セットが始まりましたが、7時間以上戦いゲームカウントが59-59となったところで再び日没中断。24日に第5セットの第119ゲームから試合が再開され、第138ゲームでようやくイスナーが試合を決めました。


試合3日目、入場するイスナーとマユ。


ゲームは59-59からの再開。


白い帽子を被っているのがイスナー。


こちらがマユ。


決定的瞬間を待つ報道カメラマンたち。心なしか、疲れ切っているような……。


第138ゲーム目。15-40とリードを奪ったイスナーは、ネット近くに寄ってきたマユの横を冷静にパッシングショットで抜いてついに勝利を手にしました。


思わず逆立ち状態。これだけの試合なので、この喜びも納得。


健闘をたたえ合う二人。


なんてスコア……。


ちなみにこの試合のプレー時間合計11時間5分は、2004年全仏オープンでの記録(6時間33分)を更新するテニス史上最長の記録。また、ファイナルセット8時間11分というのも最長記録で、ゲーム数183も1試合での最多記録。試合中にはイスナーがサービスエース112本の最多記録を出したほか、二人合計215本のサービスエースというのは従来の倍以上の記録だそうです。

この試合で力を使いすぎて次であっさり負けてしまうというのは残念なので、じっくり休養を取って体力を回復して欲しいですね。

追記:
マユはこの3時間後に男子ダブルス1回戦の試合がスタート。マユはフラフラな状態で、日没が近く試合の中断が明らかだったにもかかわらず開始を決めた主催者に対してパートナーのクレマンは激怒。結局、ダブルスでも2日間にわたる試合を行い、マユとクレマンのペアは敗れました。また、イスナーもシングルス2回戦では疲れを残していたのかストレート負け、試合時間はわずか1時間14分だったそうです。

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in メモ, Posted by logc_nt

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