ワッフル専門店「ワッフルワッフル」の彩り豊かなワッフル全21種類を食べ尽くしてみた
関東や関西を中心に各地に展開しているワッフル専門チェーン店の「ワッフルワッフル」が大阪大丸に出店したのが2009年の4月8日。米粉と餅粉、新鮮な卵をたっぷり使用していたワッフルに、さまざまな素材のコンフィチュールを合わせた豊富なバリエーションに前々から興味があったのですが今日たまたま取材の帰りに時間が空いたので、今店頭にある全メニューを買って来て試食することができました。
チョコレートやキャラメルクリームなどを用いた正統派ワッフルはもちろん、夏らしくスイカをイメージしたワッフルやバラの香りを楽しめるワッフル、さらにはわらびもち入りのワッフルなどの変わり種まで、あらゆるワッフルを楽しめるようになっています。
詳細は以下。
ショーケースは様々な種類のワッフルで埋まっており、色鮮やかできれい。
というわけで全種類買ってきちゃいました。
計21個で箱2つ。保冷剤もつけてくれます。
こちらは「オリジナル詰め合わせ10個入り」
こちらはバラで10個買った物。
開けるとこんな感じ。
小さなカードが入っていました。
バラで購入した方はこんな感じで入っています。
こちらはさらにみっしり。
「ふわふわっと わっふるわっふる」
基本的にはもちもちしたワッフルとクリーム、そしてコンフィチュールの組み合わせで構成されています。
ワッフルには1つ1つにメニューナンバーらしきものが表示されているのですが、店頭で「このナンバーはどういう意味があるんですか?」と聞いてみたところ「企業秘密です」との回答でした。
6~8月の限定発売となる「夏の新作」その1「No.214 ストロベリー&グリーンティー(210円)」は、抹茶のワッフル生地にいちごのクリーム、種の代わりに粒ショコラを使い、スイカをイメージした見た目となっています。
抹茶のワッフルもイチゴのクリームもそれぞれ美味しいものですが、見た目を重視したせいか、味のマッチングはもう一歩なのが残念。
夏の新作その2「No.071 キャラメルショコラ&杏(178円)」
キャラメルクリームと杏のコンフィという組み合わせは少々面食らうかも知れませんが、杏の酸味とキャラメルの苦味はなかなか相性がいい感じ。チョコワッフルはかなりビターなため、甘ったるくて食べにくいということもありません。価格は178円。
夏の新作その3「No.215 白桃&完熟パイン フロマージュブランクリーム(210円)」
牛乳を固めただけのチーズ「フロマージュブラン」はクセが少なく、フルーツとはなかなかよいマッチング。岡山産の白桃のコンフィと合わさってまろやかな味わいを楽しめます。
「No.42 わらびもち&宇治ミルク金時(168円)」
練乳入りきなこクリームに十勝小豆餡とかなり甘い組み合わせ。きなこと抹茶ワッフルはかなりあっさりした風味ですが、それでもくどいと感じる人はいるかもしれません。わらびもちはもうちょっとプルプルとしっかりした感じにして欲しかったところです。
「No.102 岡山県産マスカットオブアレキサンドリア&ポワール(189円)」
口に入れた瞬間にマスカットの香りが広がって、かなりさっぱりとした感じ。暑いときに甘いものが食べたいときはかなりいいチョイスになると思います。
「No.108 ショコラ&バナナ&マカダミアナッツ(189円)」
バナナとチョコという組み合わせとしては定番中の定番ながら、バナナの甘みとワッフルのビターさが今ひとつ合わない感じだったのが残念でした。
「No.120 パッション&クランベリー シャンティショコラブラン(189円)」
クランベリーとアプリコットという酸味のあるフルーツがたっぷり使われているにもかかわらず、しっかりとしたホワイトチョコクリームがバランスをうまくとっており、まさに王道の味となっていました。
「No.227 ミルク&ビターショコラ 生チョコレートワッフル(231円)」
チョコワッフルに、ビターショコラクリーム、ガナッシュクリームに生チョコレートとかなり分かりやすくチョコレート尽くし。クリームの中のクランチがワンポイントとなっています。
「No.222 とちおとめ&ヨーグルトクリーム(231円)」
ヨーグルトといちご、そしてぶどうの3つの酸味がうまくマッチしています。ヨーグルトといってもさっぱりしたクリームくらいの印象なので、苦手な人でも美味しく食べられます。
「No.209 ブルーベリー&クランベリー 蒜山ジャージーヨーグルト(210円)」
ヨーグルトとブルーベリーのコンフィはよく合うのですが、チョコレートのビターさがどうしても勝ってしまうのがやや残念な味となっていました。
「No.62 マンゴー&ブラッドオレンジ&グリオット種チェリー(178円)」
クリームの口溶けがやや早くワッフルが残ってしまいがちですが、マンゴーの熟れた感とオレンジのゆるい酸味がよく合っています。
「No.70 ミルクティー&いちごのコンポート(178円)」
紅茶の練り込まれた生地は、全種類の中でもイチオシといえるレベル。いちごとクリームのシンプルな組み合わせながら、紅茶の香りの中で美味しくいただけます。
「No.41 cafe&ティラミス(168円)」
マスカルポーネクリームにコーヒーゼリーと、ティラミスの風味を再現しようとしているのは分かりますが、これもチョコワッフルのビターさがやや勝ち過ぎという印象を受けました。
「No.11 いちご&ミルク(157円)」
ディプロマットクリームとミルクのコンフィがかなり濃厚。いちごのコンポートの酸味ともよく合い、名前のシンプルさとは裏腹にまったりと長く楽しめる味に仕上がっています。
「No.40 抹茶ミルク&十勝小豆(168円)」
十勝小豆の存在感を全面に押し出した一品。抹茶クリームやミルクのコンフィが邪魔をすることなく、小豆のもったりした甘みを引き立てています。
「No.61 4種の赤い果実(178円)」
いちご、さくらんぼ、木イチゴ、レッドカラント(カシス)の4種のベリーのコンフィとフランボワーズディプロマットクリームの組み合わせですが、コンフィがやや単調な印象の味となっています。
「No.211 ショコラ&ヘーゼルナッツ ピスタチオクリーム(210円)」
ピスタチオクリームよりも、生チョコのクリームとヘーゼルナッツの香ばしさをより楽しめる一品といった感じに仕上がっています。
「No.121 紅茶と林檎のワッフル アールグレイ&ダージリン(189円)」
先ほどの紅茶ワッフルと違い2種の紅茶を練り込んでおりかなり濃厚な味。ゆず風味のリンゴのコンポートも爽やかよりはちみつの苦味が目立ってしまいました。
「No.63 ショコラ&木いちご(178円)」
フルーツとチョコレートという組み合わせが好きな人向け。木イチゴの果肉のフレッシュさがビターなチョコレートクリームとよく合っています。
「No.210 生キャラメル&ラ・フランス ハニー&バニラ(210円)」
キャラメルの風味がフレッシュでかなり強く、ラ・フランスのコンフィとディプロマットクリームで、ラ・フランスを120%楽しめるのかと思って口に入れると印象がかなり違うと思います。
「No.213 桜桃&黄桃 薔薇の香(210円)」
黄桃・白桃にバラの香りはよく合うのですが、ワッフルとの調和がやや微妙でした。
「ワッフルワッフル」の生地は米粉と餅粉を使用しており、もっちり・ふんわりとした食感なのが特徴ですが、試食の結果の通り、このワッフルとフィリングの組み合わせで「なんでこの組み合わせ……?」というものから「これ以上のコンビネーションは考えられない!」というものまで、相性の善し悪しがかなり大きく表れるように感じました。
逆に「これは鉄板」というものが外れたり「これはないだろ……」というものが大当たりしたものもあり、そういう意外性を楽しんでみるのも面白いと思います。
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