世界3大珍味のひとつ「フォアグラ」、どのような味なのかよくわからなかったのでカタマリで買ってみた
ガチョウなどにエサを無理矢理食べさせ、「肝臓を形成する肝細胞に余剰の脂肪が蓄積する過程で、どんどん肝臓の一部が脂肪に置き換えられていく状態「脂肪肝」を人工的に作り出したもの」がフォアグラなわけですが、時々どこかに食べに行った時にチョロっと出てくるだけで、食べてみても肝心の味は「?」という感じ。
「一体コレのどこが世界3大珍味なのだ?そもそもガチョウに無理矢理餌を食べさせるとか動物虐待だろ、常識的に考えて……」みたいな感じで、すっぱい葡萄よろしく、恨めしい顔をしていたわけですが、近所の肉屋に行ってコロッケを買ったら「フォアグラ:100グラム980円」という感じで書いたモノが貼ってあったので「珍しいな」と思い、買ってみたという次第。今回は家族で食べるため、思い切って500グラムを購入。これで、フランス料理とかのレストランで食べるよりもたくさん食べられるはず!
というわけで、世界3大珍味のひとつ「フォアグラ」を食べてみた試食フォトレビューは以下から。
購入したのは「ルージエ」のフォアグラ。
2010年4月27日に冷凍になったもので、2012年4月26日まで冷凍保存OK。
今回は常温で解凍
裏面。どう見ても肌色のレバー。
大きさはこれぐらい。デカい!
では、いざ切ってみることに。
今回はソテーにして食べる予定
なんという迫力
包丁で切ってみると、ねっちょねっちょ。
何に似ているかというと豚の脂のカタマリを切っている感じ。
手についたものを石けんでちょっとやそっと洗ってもまだ手に残りつづけ、あちあちの熱湯で洗うとやっと落とせたという感じ。
今回はニンニクも一緒に焼くことに。
中国産のニンニクは味が薄いので国産を使用
こんなにぶ厚く切っていいのだろうか……と、ちょっとドキドキ
おもむろにフライパンで焼きます。
事前にあちこちのサイトで調べた結果、小麦粉を付けて焼くという方法もあるようですが、焼いて脂が少々溶けてもいいからそのまま表面をパリッと焼く方がウマウマっぽいです。
ものすごい量の脂、とにかくどんどん脂が出てきます。塩コショウで味を付けます。
大体こんな感じでできあがり
ニンニクの香りと、旨そうな肉と脂の焼けるニオイがミックスされ、非常に食欲をそそる感じ。今まで食べていたフォアグラという名前のカケラは何だったのだろうか?と自分の過去に疑問を問いかけたくなるレベル。
脂だけを片方に寄せてみたところ。
いろいろな野菜と一緒に食べるとおいしいらしいので、こんな感じで。
なんだかただの焼き肉のような……
断面はこうなっており、非常にソフト。普通のレバーとは全然違っており、まったくの別次元。一口食べると非常に濃厚。「しょうゆを付けるとおいしい」ということで、しょうゆもかけてみたのですが、これがまた別格のうまさ。肉の脂のおいしさだけを凝縮したような味になっており、これだけバクバクと食べると「これは確かに世界3大珍味と言われるわけだ……」と納得。なんというか、デブ好みの味です。
一度にたくさん食べると口の中が脂まみれになってぐにゅぐにゅするので、一部をお皿に入れておいたらこんなことに。
カチンコチン。フォアグラ自身から出る脂だけでこの状態。
なお、この脂で野菜を炒めると、すさまじくおいしい。肉の生臭さのない脂の味がしており、野菜との相性が抜群。焼き肉+ご飯の組み合わせがベストヒットな人は同じようにして熱々のご飯と一緒に食べると非常にウマウマなはず。
というわけで、一人で食べるのにはアレですが、何人かで食べるなら上等な牛肉と同じぐらいの値段なので、割と選択肢としてはアリだなぁと思いました。
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