世界のカレーや変わり種ドリアなど、デニーズ夏の新メニュー22種類を一気に頼んで平らげてみました
デニーズが夏の新メニューとして22種類もの料理を一気にメニューに追加したとのことだったので、さっそく来店してきました。
「世界のカレーツアー」というキャンペーンで出される世界各地をイメージしたカレーが「インド風 デリーチキンカレー」「欧風 ビーフカレー」「南アフリカ風 レッドトマトビーフカレー」「ドライカレーと卵のオーブン焼き」「夏の焼き野菜カレーの計5種類、ほかにも独自のアレンジがされている「トリュフと温泉卵の冷たいカルボナーラ」と「梅しらすととろろの十八穀入り和風ドリア」、夏らしい甘味の「あんみつ」「クリームあんみつ」「抹茶クリームあんみつ」「氷 黒蜜宇治金時」「氷 いちごミルク」、ファミレスらしい定番のスイーツからは「フルーツミルクプリンサンデー」「フルーツミニパルフェ」「ハニーオレンジパンケーキ」、復活が10年もの間待ち望まれていたという「桃とりんごのヨーグルトシェイク」、カレーと相性のいい新ドリンク「ラクトサワードリンク」など、多岐にわたるラインナップを一気に注文。テーブルの上いっぱいの料理をすべて、もりもりと食べきってきました。
詳細は以下から。Denny's★世界のカレーツアー|メニュー紹介|デニーズ
デニーズ、6種類のカレーを取り揃えた「世界のカレーツアー !」など夏の新メニューを発売 - マイライフ手帳@ニュース
夕暮れ時のデニーズに到着。
カレーは「世界のカレーツアー」と題していろいろなメニューが展開されています。
キャンペーンのカレーだけでなく、いろいろなものが新発売されていたの一気に注文しました。テーブルの上が大変カオスなことになっています。さっそく片っ端から食べていくことに。
まずは「世界のカレーツアー」を制覇します。インド風 デリーチキンカレー(税込850円)は一般的なカレーの味とは違う、スパイスっぽい独特の味が特徴的。チキンは柔らかいのですが、何というかササミをふにゃっとさせた感じです。かなりパンチが強い味なので、辛いのが得意であればハマる人は確実に出てくるのではないかと思われます。
南アフリカ風 レッドトマトビーフカレー(寄付金含890円)の「寄付金」というのは、食の不均衡をなくすために発足されたプログラム「TABLE FOR TWO」に参加するためのもので、カレーの値段にプラス10円することで途上国の子どもたちに給食を届けることができるのだとか。
トマト風味というか、チリソースのような酸っぱさがあり、一番夏っぽい雰囲気の楽しめるカレーです。やたらスパイシーですが、メニュー名からかけはなれた味はしないので、カレーをストレートに楽しみたい、あるいは夏っぽい食べ物を食べたいという時であればこれです。
ドライカレーと卵のオーブン焼き(税込830円)(寄付金含840円)も「TABLE FOR TWO」参加対象のメニュー。
かなりぎっちりと焼き込まれていて、カレードリアに近い食感。辛くはないのですが一口目からガツンとくるくらい、ひたすら味が濃いです。かめばかむほど塩気が出てくるので、1人で食べきるのは厳しいかもしれません。数人でつつき合うのがおすすめです。
夏の焼き野菜カレー(税込730円)
具の野菜はご飯と一緒に盛りつけられています。焼きすぎているのか、野菜にハリがなかったように思います。
ルーの方には具は入っていません。辛みは強めなのですが、単に辛いだけで旨味をあまり感じられないのが残念でした。
ごろごろ野菜と十八穀のスープカレーごはん(税込780円)の辛みは強めですが、「南アフリカ風 レッドトマトビーフカレー」よりは辛くないといった感じ。ルーにとろみはなく、しゃぶしゃぶしているので、余計に辛さが舌に染みてくる気がします。
具のお肉はあまり大きくなく、野菜がごろごろと入っています。ご飯が十八穀米なので健康的な感じがする一方、ちょっと食感がもさもさするのが気になりました。カレーというよりは雑炊っぽいです。
欧風 ビーフカレー(税込850円)は洋食屋のカレーと言った感じで香ばしさはあるのですが、ちょっとルーが薄めなのが残念。
まったく辛くなく、これまで食べてきたものと比べるとシチューのように感じました。ビーフもとろとろに柔らかく、言うなれば牛角煮カレー。辛いものが苦手だけどカレーが食べたい、という人は間違いなくコレです。個人的には一番おすすめです。
続いてはおかずもののターン。これは牛カルビ焼肉&ねぎ塩ハンバーグ(税込950円)
どっさりとハンバーグの上に乗ったねぎ塩は、いつものデニーズのハンバーグにちょっとしたさわやかさをプラスしてくれます。脂っぽさを感じないで食べられるので肉があまり得意ではない人にも優しい味つけです。
カルビの味は家で焼くのと同じような感じ。はしがカリカリしていて、結構しっかり焼かれています。味もしっかり濃いめにつけられているのでご飯がほしくなります。
若鶏の唐揚げと彩り野菜の黒酢あん(税込750円)の黒酢あんはかなり唐揚げの衣に染みこんでいて、とろみはあまり感じません。
味の方は、スーパーのお総菜コーナーで買えるような、言うなれば「信頼と実績の味」という感じ。ご飯が進みそうな味つけでした。
トリュフと温泉卵の冷たいカルボナーラ(税込750円)は、カルボナーラの割にはちょっと濃厚さが足りないかもしれないと感じました。トリュフは目立ちますが、味ははっきり言ってわからないレベル。
コンソメジュレのせいかダシが効いていて、しかし汁も多めなので、冷たいにゅうめんのような不思議な感じになっています。
梅しらすととろろの十八穀入り和風ドリア(税込780円)の塩気はうすくぼんやりとした味で、メニュー名にあるしらすの存在感はゼロです。とろろの層が分厚く、かつドロリとしているので少々不気味な食感。
薬味としてこれでもかとてんこ盛りにされたわさびがついてきます。確かにわさびをつけた方が味にメリハリがつきますが、チーズの味がかなりきいているので、そこにわさびを混ぜると大変なことに。正直、これを完食する自信はちょっとありません……。
これ以下はずっと甘いものばかりが続きます。桃とりんごのヨーグルトシェイク(税込350円)はメニュー名通りいろいろと入っている感じはしますが、中でもかなりヨーグルトの酸味がきいています。桃風味は分かりますが、リンゴはちょっと味が薄いような。
メニューに書かれていたところによると「10年間復活が待ち望まれていた味」だということなのですが、ちょっとその理由が見えてきません……。新参者にはちょっと理解しにくかったのですが、きっとデニーズファンにとっては待望のメニューなのだと思います。
ラクトサワードリンク(税込280円)の濃度は薄めでさらっとしていて、カレーと合わせておすすめということでインドカレーにつきもののラッシーを想像してしまったため、ちょっと思ったものと違うなと感じてしまいました。作られたヨーグルト風味という感じなので、ぐびぐび飲める一方、カレーの辛さをかき消すにはちょっと頼りなかったです。
あんみつ3種類。意外と大きめの器に入っています。それぞれすべて黒みつが添えられています。
あんみつ(税込390円)はファミレスのものだからとちょっとたかをくくっていた所があるのですが、ほしあんずが入っていたり、寒天がわりと本格的で驚きました。
クリームあんみつ(税込450円)のクリームはほかのパフェなどに使われているものと同じなのか、ちょっと洋風でいかにもファミレスな味だったので、あんみつとは相性があまりよくありませんでした……。
抹茶クリームあんみつ(税込480円)の抹茶アイスの味はかなり「抹茶!」という感じで、パンチの効いた濃厚さ。
キウイだけが生のフルーツで、かつもともと酸味の強い果物なので、それだけが妙に酸っぱく感じたのがちょっと気になってしまいました。
氷 黒蜜宇治金時(税込380円)の抹茶アイスはおそらくあんみつと使われているものと同じで、かなり濃い緑色。かなり苦めの本格派です。黒蜜のカラメル感とあいまって、大人向けと言っても大丈夫な感じでした。
氷 いちごミルク(税込300円)はベリー風味を足してごまかしたようなイチゴではなく、氷の下の方にもごっそり果肉が入っているので満足感はあります。アイスはどかっと乗ってはいますが、ミルクっぽさが足りないので、もう少し練乳がほしいところです。
ハニーオレンジパンケーキ(税込420円)にはアイス2種、クリーム1種と3種類のトッピングがあり、飽きが来ずもりもり食べられます。オレンジの風味もさわやかです。
フルーツミルクプリンサンデー(税込580円)
上に乗っている桃シャーベットは風味があっておいしいですが、コーンフレークから下の味の変化がなくあまりに単調。
ミルクプリンのミルキーさを緩和するためなのか、全体的に味を構成しているものが酸味寄りな感じでした。
フルーツミニパルフェ(税込390円)は最下層に入っているブルーべリーの酸味が効いているのでアクセントになって食べやすかったです。
下に入っているアイスクリームが甘いため、上に乗っているいちごとキウイのシャーベットの味がかき消されてしまったのがちょっと残念。
「フルーツミルクプリンサンデー」と「フルーツミニパルフェ」はかなりボリュームに違いがありました。
総まとめとしては、カレーは結構本格的な辛さで、マイルドな「欧風 ビーフカレー」を除いて、ファミレスのカレーのイメージを覆すスパイシーさです。甘味類は和風のものの方が総じてクオリティが高く、特に抹茶アイスは苦み走った大人の味わいだったのが印象的でした。ひねりの効いたものよりも、メニュー名で大体内容が予想できるものの方が総じて当たりが多かったので、メニューを見たときの己の直感を信じるのがおいしい新メニューに出会う近道かもしれないと思いました。
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