アート

本物の人骨を使った強いメッセージ性のある連作写真「Stop The Violence」


本物の人骨を使い、戦車や銃、ハーケンクロイツなど、暴力・武力やそれを生むイデオロギーを象徴するアイコンを描いたこれらのショッキングな写真は、スイス出身でアメリカ・アリゾナ州とインディアナ州を拠点に活動する写真家Francois Robert氏による「Stop The Violence」というシリーズです。

ミニマルな美しさと明確で直接的なメッセージを両立させ、シンプルな着想を、見る者に訴えかける力強い作品に昇華させています。


詳細は以下から。Human Bones Used to Make Art

「Stop The Violence(暴力を止めろ)」と題されたこれらの作品は、Francois Robert氏がオンラインで購入した人骨を黒い背景に一つずつ並べ、4×5cmのハッセルブラッドカメラで撮影したもの。暴力の跡に何が残るのか考えて欲しいというメッセージが込められています。


戦車。


戦闘機。


ライフルとナイフ。


手りゅう弾。


「WAR」(戦争)。


ナチスのシンボルハーケンクロイツ


ユダヤ教のシンボルダビデの星


イスラム教を象徴する三日月と星


キリスト教を象徴する十字架


ソビエト連邦の国旗に用いられた交差したハンマー(労働者のシンボル)とかま(農民のシンボル)は、ここでは共産主義を象徴しているようです。


ドル記号は単純に「お金」の象徴として、あるいは「資本主義」や「アメリカ」の象徴として使われているのかもしれません。


このほかにもFrancois Robert氏の作品は以下のサイトで多数公開されています。

Francois Robert | Photography

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
内部が人骨で埋め尽くされている教会の写真いろいろ - GIGAZINE

800人分の頭がい骨が敷き詰められた聖堂 - GIGAZINE

ガイコツや戦争をモチーフにしたちょっとグロテスクなアートいろいろ - GIGAZINE

札束をレーザーカットした挑発的アート - GIGAZINE

in アート, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.