競馬の障害競走でアクシデント、鞍がずれてしまったためあぶみ無しでゴールイン
昨日、京都競馬場で行われた障害レースで騎手があわや落馬という事故が発生しました。生垣を飛び越えたりする障害レースではどうしても騎手にも危険が伴うため、落馬自体はそれほど珍しい事故というわけではありませんが、このレースでは騎手はなんとか馬にしがみついて落馬を回避。しかし、鞍がずれてしまったため、その後はあぶみから足を離してレースを継続。なんと2位でゴールインしたそうです。
詳細は以下から。
障害戦、落馬寸前から曲芸乗りで2着 - 競馬 - SANSPO.COM
2010年2月14日(日) 2回京都6日 4R サラ系障害4歳以上
事故が起こったのは14日に京都競馬場で行われた第4レース、障害未勝利戦(芝→ダート、2930m)。レースには14頭が出走し、1番人気には白浜雄造騎手の騎乗するスプリングカエサル(5枠8番)が推されました。
レースは揃ったスタートを見せました。
YouTube - 2010年2月14日 京都4R 障害未勝利 テイエムダイアナ
黄色に緑丸のついた勝負服がスプリングカエサルの白浜騎手。
10番のテイアムダイアナ、5番のニットウサラン、3番のメイショウゲンスイが引っ張る展開に。
スプリングカエサルも前の方を追走。
しかし、スタンド正面にある障害を飛越したところでアクシデント発生、白浜騎手が落馬しそうになります。
なんとか姿勢を立て直したものの、左足からあぶみが外れてしまい、鞍もずれてしまったそうです。
そのため、右足もあぶみから抜いて天神乗りのような、馬上で背筋を伸ばしたスタイルでの騎乗に。
白浜騎手はこのまま騎乗を続行。
レースはテイエムダイアナが1着でゴール、スプリングカエサルも2着で入線しました。
騎手の姿勢はテイエムダイアナの高井騎手と比べると明らか。1958年にアメリカ遠征をした保田隆芳騎手がモンキー乗りを持ち帰って以来、日本の平地競争(障害競走ではないレース)ではすべての騎手がモンキー乗りをしています。
白浜騎手に何事もなくて良かったです。
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