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あのWindowsカスタマイズソフト「窓の手」復活へ、Windows7対応版が開発中


Windowsの各種アイコンの変更、デスクトップのアイコン変更、エクスプローラの挙動変更、ネットワークの変更、右クリックメニューのカスタマイズ、新規作成のカスタマイズ、ウィンドウ設定の変更、スタートメニューの表示速度、自動ログオン、さらには不要ファイル掃除機・マウス掃除機・キーボード掃除機といった便利ソフトも付属し、かつてWindowsXPまでは定番中の定番ソフトとして君臨していたあのWindowsカスタマイズソフト「窓の手」が復活することがわかりました。

そもそも窓の手とはどのようなソフトでどのようなすごい機能が満載だったのかという詳細などは以下から。
Madonote Official Site
http://www.asahi-net.or.jp/~vr4m-ikw/


「窓の手」公式サイトが2010年2月4日の20時半頃に突如として更新され、作者の猪川氏から以下のようなメッセージが告知されました。

こん○○は。「窓の手」の作者の猪川です。まず皆さんにお詫びしなければなりません。2004年春に公開した窓の手2004以降、本業が急に多忙になり(所謂IT業界の3Kを5年ぐらい体感してました)開発が事実上停止してしまい、窓の手ファンの皆様には本当に申し訳なく思っております。実は Windows Vistaが発売された頃、新バージョンの開発を再開したのですが、Vistaのあまりにもひどい完成度に落胆し、開発再開のモチベーションが喪失ことを思い出します。すいません、ちょっと言い訳ですね。ここにきて、リーマンクライシスで世界中が不景気になり、民主党政権に変わったことでこの不景気はまだ数年は続きそうです。そのおかげでプライベートの時間を以前より確保出来そうな気がしていますので、Windows7対応版の開発を着手しました。開発スピードは遅いと思いますが、今年中の正式対応版公開を目指していきたいと考えております。こんなレジストリ設定テクニックを見つけたので「窓の手」に実装して欲しいなどの情報がありましたら、是非メールで送ってください。

というわけで、Windows Vistaの完成度の低さからVista版は登場しなかった「窓の手」ですが、「Windows 7」対応版は2010年中に正式版が公開される予定とのこと。

個人的なことですが、WindowsカスタマイズソフトとしてVista版の「窓の手」がリリースされなかったため、これまでは「いじくるつくーる」を使っていたのですが、やはり今でもXPのインストール直後は「まず窓の手で設定して使いやすくする」というのが習慣になっており、かつての「窓の手」ユーザーとしてはかなりうれしいニュースです。

ちなみに、「窓の手」では以下のような設定が可能です。

アイコンの変更その1


アイコンの変更その2、アイコンの表示色変更


デスクトップの設定


エクスプローラの設定。なんでもかんでもエクスプローラで開くようになる「マイコンピュータをダブルクリックしたらエクスプローラ起動」、鬱陶しい検索のマスコットが消え失せる「検索コンパニオンを無効にする」、サムネイル用の画像キャッシュファイルが勝手に作成されなくなる「サムネイルキャッシュを無効にする」が便利です。


ネットワークの設定


右クリックメニューの設定。コマンドプロンプトを使いまくる場合、「任意のフォルダーからコマンドプロンプトを可能にする」が便利です。


新規作成の設定。ファイルを新規作成する際に使わないもの、例えば「ブリーフケース」などを片っ端から削除するとスッキリします。削除してもここからすぐに戻せるので安心です。


ウインドウの設定。


コモンダイアログのプレースバー設定を変更すると以下のようなことが可能になります。これと右クリックから一発で好きなフォルダに移動できるフリーソフト「Shock Bookmark」を組み合わせると無敵になれます。


制限の設定


IEの設定その1


IEの設定その2。「1つのサーバーに同時に張れるコネクション数の上限」が地味に便利で高速化可能。


スタートパネルの設定。スタートメニューの表示速度を変更して加速したり、使ったことのない「ヘルプとサポート」を非表示にすると便利。


ログオンその1。絶対に自分しか使わないようなノートパソコンであれば、セキュリティは低くなりますが「自動ログオンする」を設定するとめちゃくちゃ便利にはなります。


ログオンその2


パフォーマンス


システム


アンインストール。「プログラムの追加と削除」になぜか残ってしまった項目がある場合、ここから削除してスッキリさせることができます。削除してもここからすぐに戻せるので安心です。


自動実行。基本的には「MSConfig」と同じで、Windows起動直後に勝手に起動するソフト、スタートアップへの登録をここから削除できます。削除してもここからすぐに戻せるので安心です。


そしてAbout。2004年以降、実に6年間も更新されていませんでした。


なお、オマケソフトとして「不要ファイル掃除機」というのが付属しており、「検索開始」をクリックするだけで不要な削除しても大丈夫そうなゴミファイルを見つけてくれます。久しぶりに起動したら119MBも見つけてくれました。あとは「削除」をクリックすれば完了。


設定はこんな感じになっており、細かく設定できます。


これはオマケソフトの「キーボード掃除機」を起動したところ。キーボードからの入力が一切無効化されるため、Windowsを起動した状態でキーボードの掃除が可能になります。


これもオマケソフトの「マウス掃除機」、マウスからの入力が一切無効化されるため、Windowsを起動した状態でマウスの掃除が可能になります。


・つづき
ついに「窓の手 2010 Beta1 for Windows 7」公開開始、Windows7の各種カスタマイズが可能に - GIGAZINE

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in レビュー,   ソフトウェア, Posted by darkhorse

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