取材

「食べログ」大阪府下トップのラーメン店、「金久右衛門」の醤油ラーメンを食べてみた


口コミの飲食店比較サイト「食べログ」では、あらゆるエリア・ジャンルの口コミグルメ情報が集まっていますが、その大阪府・ラーメンセクションでトップとなっているのが、大阪市東成区にあるラーメン店「金久右衛門(きんぐえもん)」。

ラーメンは大衆グルメの代表ということで凄まじい競争にさらされているにも関わらず、トップを取ってしまうというのは一体どれだけ美味いんだ!?ということで、実際に食べに行ってみました。

詳細は以下。
2010年1月30日現在の「大阪府 ラーメン」での点数順表示。個人的には3.5以上を取っている店は「美味しい」と人に薦められる店が多いと思うのですが、競争の激しいラーメン店の中で4.09はかなりの高得点と言っていいでしょう。
大阪 グルメ・レストラン情報検索 点数順 [食べログ]


場所はここ。電車の場合は地下鉄中央線の深江橋駅4号出口から高架道路沿いに徒歩が便利。自動車の場合は阪神高速13号東大阪線の高井田出口を降りてすぐになります。

大きな地図で見る

というわけで、高架沿いの道をてくてくと歩いていったのですが、どうも目指す店がありそうな気配がしません……


ほんとにこの道で合ってるの?と思い始めた頃、居酒屋と焼き鳥屋の間に白のれんのお店を発見しました。


ぱっと見たところでは、何のお店か分かりません。ただ、営業しているのは間違いないっぽい。


周りを観察してみると「醤油らぁめん」の文字が書かれた看板を発見。


求人広告には「金久右衛門兄弟店オープン!」の文字。


看板というか表札も発見。確かにここが探し求めていた「金久右衛門」のようです。


さっそく中へ。メニューは基本的にはスープ3種類(黒・紅・金)×麺2種類(太・細)の計6種類の中から自分の好きな組み合わせで選びます。特に指定が無い場合は「紅醤油・細麺」の組み合わせが出てくるらしい。


この基本メニューのほかに、「黒しょうゆ」をベースにイカのワタやエビの風味をきかせた「大阪ブラック」、さらに大阪ブラックの発展系である「なにわブラック」が用意されていました。「創作系」として「ピリ辛白菜ラーメン」というメニューもあり。今回は色々取り混ぜて注文してみました。


薬味はニンニクと鷹の爪。


トッピングはこんな感じで追加可能。この辺りはごくオーソドックス。


一品料理も色々と用意されていました。せっかくなので今回は豚丼も注文。


ラーメンWalker主催のラーメン殿堂店の候補店になっているらしい。期待が高まります。


少し待っているとラーメンが続々と運ばれて来ました。第一印象は「見た目の整った、ていねいな作りのラーメン」。見た目の派手さはないものの、オーソドックスなスープと具でまとまっていました。


ベーシックな3種類のスープの中で、もっともあっさり風味な「金醤油ラーメン」


「金醤油ラーメン」のスープ。塩ラーメンのように透き通っていますが、匂いは確かに醤油ラーメン。


細麺にしてみました。


薄口しょうゆをベースにしているため、うまみがしっかりありながら、食べ心地はごくあっさり。そんなに量は多くないこともあいまってつるりと平らげてしまいました。

3種のスープのうち真ん中の濃さとなる「紅醤油ラーメン」。こちらは太麺にしてみました。


スープはこんな感じ。濃すぎず薄すぎない色。


太麺だとこんな感じになります。


これぞベーシックな醤油ラーメンという味。醤油が効きすぎてえぐみが出てしまうこともなく、逆に水っぽく物足りないということもない絶妙なバランスのスープとなっています。後半、ニンニクをつぶして入れて食べてみたところぐっと風味が強くなり、2通りの味が楽しめました。

次は「大阪ブラック」。濃口しょうゆをベースに赤ワインなどを隠し味にした深い色の「黒醤油」スープをベースに、魚介のエキスを加えたもの。


「大阪ブラック」のスープは「金」や「紅」と違ったかなり黒い、まさに醤油という感じの色となっています。


どんな味か分からないためおそるおそる一口すすってみたところ、スープ、脂、そしてコクのある醤油が混然一体となった、かなりパンチの効いた深い風味になっていました。「がっつりラーメンを食べたい!」という人にはかなりオススメできます。

「なにわブラック」は、通常のスープがカキやアサリの煮干しなど貝のうまみを凝縮したタレで変化します。


スープは最初、「金」よりも透き通った感じ。


タレを混ぜてみたところ、ほどよい黒さに。確かに美味しそう。


「大阪ブラック」と比べて、立ちのぼる醤油だれの風味はそのままにスープのコクがより深くなった感じ。具がシンプルなので、余計にスープの複雑さが際立っています。しょっぱ過ぎる・甘過ぎるなどの欠点がまったくなく、「美味」と漢字で書くのが似合う、端正な印象のスープでした

こちらは一品料理の豚丼。ラーメンと合わせるにはちょうどいい量。


あっという間に完食してしまいました。全体的にボリュームは少な目なのでよく食べる人は大盛りにしたほうが満足感が高いかも。


ちょっと小腹が空いたときは「金醤油」、「とにかく今日はしっかりラーメンを食べるぞ!」というやる気満々モードの時は「黒醤油」系を食べるのがいいかも。大きな欠点が見あたらないバランスのよさなのに、それぞれ際だった個性があるという完成度の高さなのでどのラーメンもオススメできます。食べログランキング大阪府下No.1は伊達ではありませんでした。

お昼限定・高井田ゴールドwithホルモンというメニューもあるらしい。極太麺・うす口醤油のスープにホルモンという組み合わせ。モツ鍋のようにホルモンのとろとろとした脂肪を楽しむメニューでしょうか。今度はこれも食べてみたい。


歩いて5分の圏内にはコインパーキングもいくつかあるので、車で行っても問題なし。


営業時間はやや変則的で、夜の営業は木曜日と金曜日だけになるので注意が必要です。


お店の公式ページはこちらになっています。
なにわ最強醤油ラーメンとギョーザ「金久右衛門」[きんぐえもん]

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
食べても食べても終わらない恐怖、あの「ラーメン二郎」を必死で攻略してきました - GIGAZINE

チョコと味噌が合体したラーメン再臨、2010年版「味噌ガーナ」試食レビュー - GIGAZINE

麺を見て喰わざるは勇無きなり、「神戸ちぇりー亭」の男盛ラーメンを押忍!と平らげてきました - GIGAZINE

器から立ち上る火柱、京都の「めん馬鹿一代」でちょっと危険なラーメンを食べてきた - GIGAZINE

in 取材,   , Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.