ソニーがメモリースティックに「TransferJet」を搭載へ、SD陣営に対するアドバンテージとなるか
ソニーが自社製品の記録媒体として展開しているフラッシュメモリカード「メモリースティック」に、かざすだけで最大560Mbpsの超高速転送が可能となる近接無線転送技術「TransferJet」を搭載する意向であることが明らかになりました。
デジタルカメラを直接TVにかざすだけで写真を画面に映し出すことや、携帯電話に携帯オーディオ端末を直接かざして音楽ファイルを転送することも可能になる「TransferJet」ですが、もしメモリースティックに内蔵することが可能となるのであれば、対立するSDメモリカード陣営に対して大きなアドバンテージとなりうるのかもしれません。
詳細は以下から。
Sony Integrating TransferJet Into MS Duo Cards, MS-JX8G Hits FCC | Sony Insider
この記事によると、ソニーがアメリカの連邦通信委員会(FCC)に提出した資料から、同社が「AK8MSJX8G」というIDの新製品を発売する予定であることが明らかになったそうです。
これが「AK8MSJX8G」です。正式な型番は「MS-JX8G」
「MS-JX8G」は同社のフラッシュメモリカード「メモリースティックDuo」に通信機能を取り付けたもので、無線LANが採用している2.4GHz帯ではなく、同社が開発した近接無線転送技術「TransferJet」に採用されている4480MHz帯の周波数帯域をサポートしたモデルであったとのこと。
サポートしている周波数帯域(Frequency of operation)は4480MHzです。
なお、ソニーがアメリカの連邦通信委員会(FCC)に提出した資料は以下のリンクから参照できます。
12 Matches found for FCC ID 'AK8MSJX8G'
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