ハスの葉の上にリンゴ・スターあらわる
「オクトパス・ガーデン」を作曲し、「きかんしゃトーマス」では初代ナレーターを務め、日本では「リンゴ、擦ったー?」という懐かしいあのCMにも出演したリンゴ・スターが、ハスの葉の水をはじく性質を調査していたデューク大学の研究者たちが撮影した水滴の中に現れたそうです。
予想外の場所にひょっこり顔を出したリンゴに専門家たちも驚きを隠せなかった様子ですが、2009年11月現在リンゴ・スターはまだ健在なので、心霊写真というわけでもなさそうです。一体どういうことなのでしょうか……?
衝撃の写真は以下から。Beatle Ringo Starr's face seen in water droplet on lotus leaf - Telegraph
これがその写真。ハスの葉の表面を跳ねる水滴を高速撮影したものですが、そこには奇妙なことにリンゴの姿が……。
Photo: American Physical Society
「The Starkey Effect(スターキー効果)」と名付けられたこの現象は物理系のまじめなニュースサイトphysicsworld.comのJames Dacey記者がハスの葉の超撥水性(ロータス効果)についての記事を執筆した際に発見。Dacey氏は「みんなの大好きなモジャモジャ頭のリバプール人が水滴の中に現れた!」と、この発見を同ニュースサイトのブログで報告せずにはいられなかったとのことです。
1964年、ニューヨークのJFK空港に到着した際のリンゴ・スター。たしかに水滴の中の人と同一人物に見えます。
ラブ&ピースな2007年のリンゴ・スター。80年代末にアルコール依存症を克服して以来は健康的な生活を送り、現在69歳。まだまだ元気です。
しかし、水滴の中に現れたのが本当にリンゴ・スターであるのかどうかは議論の余地があり、識者の間では「リンゴというよりむしろこれはジョージである」という見解もあるようです。その論拠としては肺がん闘病中に「Life is like a raindrop on a lotus leaf.(人生はハスの葉の上の雨粒のようなものさ)」と語った故ジョージ・ハリスンの言葉が引用されています。
ジョージ・ハリスン(1964年)
言われてみれば確かにジョージに見えないこともないので、この論争はまだまだ続くかもしれません。
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