ソフトバンクモバイルがメールの送受信が無料になるauの「ガンガンメール」に対抗した新料金プランを提供へ、ただし「指定通話定額」には追従せず
10月19日(月)にKDDIが行った2009年au秋冬モデル発表会で、月額1095円で相手先や添付ファイルの容量を問わずにメールの送受信が無料になる画期的な新プラン「ガンガンメール」を11月9日から開始することを発表しましたが、本日ソフトバンクモバイルが対抗プランを発表しました。
かつてソフトバンクモバイルがサービスを開始する時に「公約」として掲げていた「24時間以内に他社の新料金プランに対抗する」という方針は2008年1月の時点で見直され、実際に他社のPC接続定額プランなどには即座に追従していませんでしたが、今回のプランに関しては追従するようです。
詳細は以下から。
新料金プラン「シンプルオレンジE」を提供 | ソフトバンクモバイル株式会社
このリリースによると、ソフトバンクモバイルは2009年12月16日(水)から、新料金プランとして基本使用料780円の新料金プラン「シンプルオレンジE」を導入するそうです。
これはKDDIが発表した「ガンガンメール」の料金プラン「プランEシンプル」の発表を受けて、同様の料金プランを提供する対抗サービスで、月額315円の「S!ベーシックパック」と併せて加入することで、宛先や写真・動画の添付の有無にかかわらず、国内におけるS!メールが通信料無料で利用できるほか、パケット定額サービスを組み込んでいるため、ウェブを利用した月でも通信料金が上限4410円になるというもの。
なお、「シンプルオレンジE」はKDDIの新プランと同様に「無料通信がなくなり、SMS送信料が有料です」とした上で、今後も「ホワイトプラン」を主力商品として提供する旨を表明しています。
これが新料金プラン「シンプルオレンジE」
サービスの開始がKDDIよりも1ヶ月以上遅れることに加えて、KDDIの「ガンガンメール」の大きなメリットである月額390円で指定した3件と24時間通話し放題になる「指定通話定額」と組み合わせられる点に追従できていないことなどを考えると、今回の施策は十分な形での「対抗サービス」となりきれておらず、少し残念かもしれません。
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