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東芝が「Cellプロセッサ」を採用した超高性能な高画質テレビ「CELLレグザ」を発表、8チャンネル同時連続録画も可能に


東芝がソニーの据置型ゲーム機「PS3」などに用いられている「Cellプロセッサ」を採用した液晶テレビ「CELLレグザ(CELL REGZA)」を発表しました。

従来と比較して143倍の処理速度を実現しており、SD解像度の動画などをハイビジョン画質にアップコンバートする「超解像処理」がさらに向上したほか、過去約26時間分の地デジ番組を最大8チャンネル分同時連続録画することで、いつでも見忘れた番組を楽しむことができる「タイムシフトマシン」など、今まで実現できなかったさまざまな機能を搭載しています。

詳細は以下から。
東芝:ニュースリリース (2009-10-05):世界初「Cell Broadband Engine」搭載 高画質液晶テレビ「CELLレグザ 55X1」の発売について

このリリースによると、東芝は12月から地上・BS・110度CSデジタルハイビジョン液晶テレビ「レグザ(REGZA)シリーズ」の新商品として、「Cell Broadband Engine」を搭載した「CELLプラットフォーム」を世界で初めて採用した55V型の液晶テレビ「CELLレグザ55X1」を発売するそうです。価格はオープン価格。


「CELLレグザ55X1」は従来のレグザシリーズに比べて143倍の演算処理能力を実現しており、従来機種に比べて超解像処理を向上させ、より高精細な映像を再現しているとのこと。

そして複数の映像を並列に処理することができる「CELLプラットフォーム」と14個のデジタルチューナーと地上アナログチューナーを備えているため、過去約26時間分の地デジ番組を最大8チャンネル分同時連続録画することで、いつでも見忘れた番組を楽しむことができる「タイムシフトマシン」など、これまで実現できなかったさまざまな機能を搭載しているほか、USB外付けタイプのHDDを2台同時に接続して録画することも可能。

これが「CELLレグザ55X1」です。


チューナー部分


また、液晶パネルに高輝度LEDバックライトを搭載した「メガLEDパネル」を採用することで、従来比2.5倍、業界最高のピーク輝度となる1250cd/m2や500万:1のダイナミックコントラストを実現しているほか、膨大な種類の録画番組や現在放送中の番組、放送予定番組の検索を、番組情報のタイトル、人物、ジャンル、キーワードから関連付けて検索することができる、独自開発の新機能「ローミングナビ」を搭載しています。

なお、「CELLレグザ55X1」では3TBのHDDを搭載しており、そのうち2TBを「タイムシフトマシン」用に割り当てているそうです。

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in ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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