チョコレートを燃料にして走るレーシングカー
数年前にさとうきびから自動車の燃料を作るといった話題が取り上げられるなど、エネルギー問題が取り出されることもありますが、チョコレートを燃料にして走る車が開発されたそうです。チョコレートが燃料であるといっても、加速・最大速度はレーシングカーレベルのもので、非常に馬力のあるものになっているとのこと。
また、ほかの部分でもエコにこだわったしようになっており、本当に環境に優しい車と言えそうです。
詳細は以下より。
World First Racing
The 135mph racing car built out of recyclables and powered by vegetables and chocolate | Mail Online
この記事によると、イギリス・コヴェントリー市にあるウォーリック国立大学でチョコレートやワインの絞りかすで走るレーシングカーが作られたそうです。またこの車のボディーは捨てられたペットボトルや飛行機の廃棄工場からもってきたジャンクから作られ、ハンドルもニンジンの繊維から作られるといったスーパー・エコカーになっているとのこと。しかし、レース協会の規定によりタイヤなどは従来通りのゴムで作らなければならないなどの縛りがあるため、すべてをエコ仕様にすることができなかったそうです。技術の詳細は秘密のようですが、チョコレートに多く含まれる油を燃料に換えており、燃料1ガロン(約3.8キログラム)あたり35マイル(約56キロメートル)走ることができるとのこと。
プロジェクト・リーダーのケリー・カーワン氏が「チョコレートが燃料だからといって、退屈させることはないよ」とコメントしており、チョコレートが燃料であるにもかかわらず、スタートから2.5秒以内で60mph(時速約95キロメートル)にまで達し、最高速度は135mph(時速約217キロメートル)まででるようで、将来的には170mph(時速約273キロメートル)まで出せるように改良を進めていくとのこと。
これがチョコレートを燃料にして走るレーシングカー。エコがテーマになっているため、ボディーにも野菜のプリントがされています。
スポンサーロゴも入っています。
サーキットで走っている様子。
以下から実際に走っているムービーを見ることができます。
YouTube - Formula 3 racing car - raw footage
このレーシングカーは10月17日にイギリスのブランズハッチで行われるフォーミュラ3のレースでデビューするそうです。このスーパー・エコ・レーシングカーが従来通りのエンジンを積んだレーシングカーとどれだけ張り合えるのか非常に楽しみです。
・関連記事
ボタンひとつでらくらく縦列駐車、「アクティブ・パーク・アシスト」搭載車が登場 - GIGAZINE
実際に公道を走ることができる世界最小の車 - GIGAZINE
制作者が車上で死亡した蒸気エンジン付自転車 - GIGAZINE
ジェットタービンのついた消防車 - GIGAZINE
ついに噂の約27万円の超低価格車「Tata Nano」が発表されました - GIGAZINE
ドバイで発見された猛烈に汚い高級車 - GIGAZINE
・関連コンテンツ
in 乗り物, 動画, Posted by darkhorse_log
You can read the machine translated English article Racing car running with chocolate as fue….