ハードウェア

安価なフラッシュメモリで高速なハイエンドSSDを作る技術が登場


HDDに代わる記録媒体として期待されているフラッシュメモリを用いた記憶装置「SSD」ですが、SSDには用いられているフラッシュメモリの種類によってパフォーマンスが変わってしまうという難点がありました。

しかしついに安価なフラッシュメモリで高速なSSDを作る新技術が登場したそうです。

詳細は以下から。
Fusion-io Develops a new class of Enterprise MLC

このリリースによると、SSDメーカーのFusion-ioが低コストで高いパフォーマンスのSSDを実現する技術を開発したそうです。


フラッシュメモリには1つのセルに1ビットのデータを記録することで、高い転送速度を実現できる代わりにコストパフォーマンスの低い「SLC(シングルレベルセル)」のものと、転送速度が落ちる代わりに1つのセルに記録できるビット数を増やすことで、高いコストパフォーマンスと記録容量を実現した「MLC(マルチレベルセル)」のものがありますが、新たに開発された技術はMLCのフラッシュメモリでSLCに近いパフォーマンスを実現する「SMLC」というもの。

「SMLC」を採用したSSDはRAIDやPCI-Express接続や従来よりも進歩したエラー補正機能などをサポートしているほか、フラッシュメモリの劣化を一部に偏らせず、均一化させることで高い耐久性を実現しているとのこと。これによりMLCのコストパフォーマンスの高さと大容量な点はそのままに、高いパフォーマンスのSSDを作ることができるとされています。

なお、今後この技術を採用した160GBモデルと320GBモデルのSSDが発売される予定となっています。

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in メモ,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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