最薄部分がなんと6mmしかない驚異の超薄型ノートPC「X-Slim」シリーズに迫る in CeBIT2009
12時間というネットブック史上最長の稼働時間を実現した「U115 Hybrid」が話題のMSIは、今回の「CeBIT 2009」で超極薄サイズのノートPCを発表、展示しています。それが上記写真の「X340」と「X320」です。
本体ほか共有パーツも多い両モデルの一番大きな違いはCPU。X340はIntelのPenryn SFF ULV の1.4GHzを搭載。チップセットなどを含め、いわゆる「Intel Centrino Inside」仕様となっているのに対して、X320には省電力タイプのIntel Atom Z530が搭載されています。また、X340はHDMI端子を実装しているので、D-SubのみのX320と比べて高画質でのモニタ出力が可能。マザーボード、メモリ、LANともにX340の方が高速なパーツを使っているほかにも諸々違いはありますが、総合的に見るとX340はハイエンドユーザー向けの薄型ノートPCという位置づけらしく、モニタは13インチの16:9のワイドスクリーン、HDD容量は250Gバイト/320Gバイト/500Gバイトから選べるようです。
というわけで、実際の写真いろいろと、日本ではいつ頃発売され、価格はどうなるのかといった詳細は以下から。
一連の新製品がゴージャスに飾られたブースの目立つ一角。その中央にショウケース入りで展示されているのがこのX-Slimシリーズ。このことからもMSIがこの製品に賭ける意気込みが伝わってきます。ちなみにカラーはブラック、シャンパン、ホワイトの3色。
X-Slimシリーズをフィーチャーしたコーナーには、ネットブック2台を使って頭文字の「X」を模したディスプレイがされていました。最も厚い部分で1.98センチ。薄い部分はなんとたった6ミリ!!重さはバッテリー込みで1.3キロ以下に収められています。写真はX320のホワイトモデル。
展示されているX340。公式のカタログには「X340 Pro」と表記されていましたが、展示用ボードからは「Pro」の文字が外されていました。とはいえ、X320と比べてCPUやチップセット、メモリなどハイエンド向けのパーツを使っている点で、ネットブックとしては充分高いスペックを持っていると言っていいでしょう。
X340の左側面。D-subのディスプレイ端子に加えてHDMI出力用端子を実装。いっぽうX320ではHDMI端子の代わりにUSBスロットが1つ追加されています。
なお、気になる日本での発売ですが、早ければ2009年の4月末。遅くとも5月中旬までには出荷する予定とのこと。価格は799~999USドル、日本円でおよそ7万2000円から9万円くらいになりそうです。
(取材・文:渡邊浩行、編集:GIGAZINE編集部)
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