「ロックの始祖」チャック・ベリーの家がアメリカの国定史跡に認定される
太陽系を脱出した唯一のロック音楽「ジョニー・B・グッド」の作曲者であり、ジョン・レノンも「ロックンロールに別の名前を与えるとすれば、それは『チャックベリー』だ」と評した82歳の現役ロックミュージシャン、チャック・ベリーの家が、本人がまだ現役で音楽活動をしているにも関わらずアメリカの国定史跡に認定されることになりました。
詳細は以下。
STLtoday - 12/15/2008 - Chuck Berry's former St. Louis house added to National Register of Historic Places
チャック・ベリーはちょうどデビュー作の「メイベリーン」や代表作「ジョニー・B・グッド」が作曲された1950年から1958年にかけてこの家の地下に住んでいたそうで、1階は貸部屋にしていたと自伝に書いています。彼が去った後、この家は州外の二つの会社によって所有されていたようですが、数年前から売りに出されていました。
存命中、しかも現役で活動している人の家が史跡として認定されるのは本来ありえません。しかし、例えば「ジョニー・B・グッド」がジミ・ヘンドリクス、エルヴィス・プレスリー、ビートルズ、エルトン・ジョン、など名だたるミュージシャンによってカバーされていたり、彼独特のギターを弾きながら腰を曲げて歩く「ダック・ウォーク」がステージパフォーマンスの定番として定着しているなど、彼の功績を考えるとそこまで不思議なことでもないのかもしれません。
史跡認定によって税制上の優遇措置は受けられるようになりますが、何も保全措置をしなければ建物は当然荒れていくわけで、早期の対策が求められています。
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