ガンの発症を抑えるビールを開発中
ビールというと風呂上がりや仕事終わりに飲みたいと感じる飲み物ですが、アルコールを含んでおり、あまり体によいイメージがありません。ところが、現在ガンの発症・進行を抑えるビールが開発されているようです。冗談から始まった研究が実を結び、徐々に現実味を帯びてきているとのこと。
しかし製品化にはまだまだ問題があり、もう少し時間がかかってしまうようです。
詳細は以下より。
Anti-cancer beer under development | COSMOS magazine
アメリカの学生たちがビールを発酵することができ、なおかつガンの進行を妨げるレスベラトロールを生成する遺伝子組み換えイーストを開発したそうです。初めは冗談で「Biobeer」と言う呼び名で開発が進められたもののようですが、学生たちのインスピレーションのおかげで、実現に近づいてきたとチームメイトのトーマス氏はコメントしています。
レスベラトロールはマウスを使った実験で抗炎症効果・酸化防止剤効果が確認されており、ガン細胞の生成・発達に対しいくつかの段階で食い止めることができるかもしれないとのこと。
しかしこの遺伝子組み換えイーストの味が非常にマズイため、まだビール製造には利用できないそうです。また米国食品医薬品局によって承認される必要があるため、まだ市場に出るに時間がかかるそうです。
なお、あくまでビールであるため、多量に摂取するとかえって糖尿病などのリスクを背負ってしまう可能性があることから、摂取しすぎるのは体に良くないと指摘しているメンバーもいるとのこと。
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